佐藤克巳

骨まで愛しての佐藤克巳のレビュー・感想・評価

骨まで愛して(1966年製作の映画)
3.5
「東京流れ者」の続編というより「ギターを持った渡り鳥」のリメイク。翌年「紅の流れ星」で舛田利雄自身「赤い波止場」のリメイクで傑作を物にしたが、斎藤武市は渡哲也の日活名作リメイクシリーズの突端を飾った。
浅丘ルリ子は渡とは一つ違いだが、渡と松原智恵子にシリーズを禅譲しようとしたが、本人が貫禄勝ちしてしまった感。宍戸錠、金子信雄は従来の通りで、浜川智子が白木マリ役を果たす。渡は、2年目とは思えない程演技が上手い。松原も清楚で好感。
佐藤克巳

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