モンゲモンゲ

殺人狂時代のモンゲモンゲのレビュー・感想・評価

殺人狂時代(1967年製作の映画)
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 岡本喜八の発表を聴いて、おもろそうやなと思ったので見た。発表の映像クリップも相当ぶっ飛んでたけど、フルで見たらさらに凄かった。
 まず仲代達矢の演技が強烈な印象を抱かせる。前半部分での大学教授のウニョウニョした感じから、垢抜けしてあら素敵という感じ、この作品での本当に何重人格なんだ?っていう主人公のキャラクターを魅力的に演じてて、やっぱり無名塾の創設者はすげえやと思いやした。 
 中でもシャワーからのベッドシーンが好き。水虫だし、とんでもねえ度数のメガネつけて、すんごいマザコンで、乗ってる車もヘンテコだけど、いざ行為になろうとすると、変に童貞っぽくない所がいい。

竹中直人「ブテナロックやな」