カナダのメタルバンド、アンヴィルの葛藤を描いたドキュメンタリー。
80年代初頭に少し売れたようだが、それからは鳴かず飛ばずのバンド。メンバーは50歳を過ぎて家族を持っているが、仕事をしながら音楽を続けている。
結構激しい音楽をやっているのだが、メンバーがいたって普通の仕事しながら暮らしていることにまず衝撃を受けた。ヨーロッパをツアーで3週間回って、ギャラなしとかすごい。
マネジメントやプロモーションの大切さを思い知る一本でもある。実力はあるバンドのようだが、タイミングを逃した部分もありそう。
メンバーの音楽への想いや、家族の支えの温かさに泣けた。メタルは聴かないしこのバンドも知らなかったけど、それでも心に刺さる素晴らしい作品だった。