OCHANG

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録のOCHANGのレビュー・感想・評価

4.3
TVシリーズのエッセンスを上手く「映画」に凝縮し翻訳されており良い。TVシリーズの総集編しか作れない人たちは反省してほしい。
何よりウテナ・アンシーに続く第三の主役である背景美術が豪華になっている。動く黒板、複雑に入り組んだ階段、天高くあるバラ園exc…。これを観ているだけで幸せな気持ち…。
作品を通じて水が現実と虚構の境目として使われていたのが印象的だった。
クライマックスのウテナカーは笑っちゃいそうになるけど強烈なパワーで持っていかれる。
守られてるけど縛られた世界に安住するより荒野であっても自分の力で選んで行くこと。それが革命。
「世界を革命する力を!」