映画初心者

愛情物語の映画初心者のレビュー・感想・評価

愛情物語(1956年製作の映画)
3.6
実話に基づく作品。実際にいたピアニスト「エディ・デューチン」の人生を描く物語。彼が恋に落ち、成功し、子供ができ、etcと、彼の人生を駆け巡る作品です。開始30分、終了30分前にある演奏シーンが抜きんでて凄いです。良い音楽、良い映像でそのシーンは至福の時でした。ただ、それ以外のシーンは剛速な進行具合のためついていけないものでした。あの2シーンだけで見て良かったと思える作品。

開始30分の演奏シーン。主人公がピアノを弾く見せ場。ピアノの中から彼を映すなど面白いショットが見れました。終了30分前の演奏シーンでは、主人公とその子供とのピアノによって気持ちが通じ合うシーン。他の子供も演奏に参加し、グルーブが生まれていました。楽器パートが変わると、パッとショットが変わるなどラ・ラ・ランド的な気持ちよさがある。

そしてもう1つ面白いことは、主人公を演じたタイロン・パワーの人生もこの映画の展開と類似しているところ。wiki情報で申し訳ないんですが、タイロンの幼少期が父親が不在であったところ、そして人生の途中で成功していき、そして若くして亡くなる。この愛情物語の2年後に急死してしまったそうです。愛情物語では白血病で若くしてなくなるものでしたがなんだか似ています。
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