映画初心者さんの映画レビュー・感想・評価

映画初心者

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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.4

かなりの技巧派映画ですね。「脚本が良い」だけでは全然ない映画でした。

ほぼ1部屋で完結する作品。しかしながら超面白い。地味な作品ですが、かなり技巧的に優れて飽きずに見ることができました。

目的がわ
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麦秋(1951年製作の映画)

4.6

「大丈夫。大丈夫よ。」

小津監督の中でも「東京物語」と並ぶ傑作ではないでしょうか。非常に良かった。笑いあり、哀愁あり、しみじみとしてしまうのは小津作品の良さですよね。

結構陽気な雰囲気の作品。東京
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雪夫人絵図(1950年製作の映画)

3.6

ロケーションが良い一方で、他の溝口作品と違って演技の質の低さを感じた 。方言がない溝口作品は上品さよりも昭和臭さを感じてしまうのかもしれない。

1人の男性人物の演技がいかにも昭和って感じで、昭和特撮
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お遊さま(1951年製作の映画)

3.7

他の溝口作品と比べてややパンチが弱いが、それでもなお圧倒的に見せる力がある。溝口マジック。

割と凡庸な作品ですが、溝口作品カメラ以外にも言葉遣い、言葉のリズムが良いなぁとこの作品で思いました。京都の
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祇園囃子(1953年製作の映画)

4.0

溝口映画への導入にもってこいの作品に思いました。溝口映画にしてはかなりハイテンポでガシガシとカットを割っていく。しかしながら、ここぞという時に見える構図の良さ、女性の悲愴な思いを描かれ、薄いながらも溝>>続きを読む

残菊物語(1939年製作の映画)

3.9

保存状態が悪いためか音声が聞き取りづらい部分がそれなりにあるが、この映画としての完成度、演出力は古さを感じず、溝口監督の作品は肌に合います。小津、黒澤、溝口の中で溝口が1番好きです

1シーン1カット
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七人の侍(1954年製作の映画)

3.8

黒澤映画の代表作。映画作品として商業として成功し、かつ世界的にも評価された一本として日本映画に刻まれた作品。ですが... 今見ると作品としての強度は弱まって良作程度でしょうか。

黒澤映画を複数見てい
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.3

ノーラン監督1作目。1作目から時系列いじり、BGMの使い方がもうノーラン印でした。やっぱりノーラン作品は苦手だな。パズルのような謎解きは理性を高めてしまい、感性が重要な映画的快楽が目減りしてしまう。>>続きを読む

回路(2000年製作の映画)

3.6

不気味映画。黒沢清監督作品を初めて見ましたが「ホラー」というジャンルよりも「不気味アート」な作品だなと思いました。ホラー好きよりもシネフィル、アート映画好きには高評価な作品、だからこそ作品と観客のミス>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.6

鬼太郎1話の前日譚映画。何故かしらヒットしていた記憶ですがアマプラで配信されたため鑑賞。想像以上に普通でした。鬼太郎という作品で、このジャンルに挑んたからこそ評判を呼んだのかもしれません。

村の怪し
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ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(2024年製作の映画)

3.6

周りの評判から鑑賞。オタク向け、ファン向けな作品だなぁって印象。RTTTのみウマ娘は鑑賞していますが、そちらの方が盛り上がりがあって比較的良かったかなと思います。

葉っぱさんの初監督作品でしたが及第
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

2024年初っ端から評判を呼んだ作品。はやくも(早すぎる)配信開始されたため、鑑賞。役者の演技が良かったです! ただ、予告の方が面白かったな。想像通りの展開が続き。後輩の存在がややフィクションめいてる>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

3.7

命短し〜

黒澤明、有名監督だけどやっぱりどこか冗長で、遊ぶくだりとか、公園ができたのは誰のおかげかのくだりとか、完全にダレてるなぁって 後半の現在と過去を交互に描くところとかシーン変化が多く作り物す
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.1

ノーラン監督作品。ノーラン監督は耽美的な映像作家だと思っていて映画監督として全く評価していません。ただ、今回は内容が内容なため初日で鑑賞しました。

はっきりと駄作。時系列を細かくいじったことでぶつ切
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.3

結構イマイチでした 短編で出来そうな内容を引き伸ばしたような作品で、深刻な自体なのに馬鹿馬鹿しい発言で会議が停滞しているというのがコメディなんでしょうが、笑えないんですよね 音楽があまりかからない会議>>続きを読む

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.3

家の中だけで物語が進行するスケールの小ささ、キャラが多い故に記号的、音楽シーンで物語が停滞する上に音楽がイマイチとまぁ微妙でした

冒頭から設定説明シーンが長いし、音楽もパッとしないなという印象が最後
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お早よう(1959年製作の映画)

3.8

小津安二郎作品。小津作品を数多くは見ていないですが比較的ポップで明るい作品だったなと思います。

子供パートと大人パートがあり、子供パートが最高。特に舌足らずの弟が最高!!! アイラブユーなんて可愛す
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.2

世界的大ヒットイルミネーション作品。イルミネーション作品の最高傑作です。

物凄いテンポの良さ。絵コンテが極めて良い。かったるい展開をなくして絵的に豊かなシーンで紡ぐ。会話のシーンで退屈になりそうなと
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帰ってきたドラえもん(1998年製作の映画)

4.5

渡辺監督によるドラ短編1作目。原作からの膨らませ方が最高で極めて質の高いドラ短編の1つ。

原作では6巻と7巻にまたがって描かれる「さようなら、ドラえもん」と「帰って来たドラえもん」の2作を1つの短編
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ぼくの生まれた日(2002年製作の映画)

4.2

渡辺監督によるドラ短編の最後。1番渡辺監督っぽさがあると思いました。地に足ついた庶民的な感動物語と、いきすぎたシュールさが出てきちゃうところ。ドラ短編で最も作画は良いと思う

渡辺監督らしいレイアウト
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がんばれ!ジャイアン!!(2001年製作の映画)

4.5

渡辺監督ドラ短編の中でギャグと感動もののバランスが最高。どうしてもドラ短編はギャグの要素が薄くなりがちですが、この作品はギャグ要素がしっかりと面白い笑っちゃう。そして監督らしいレイアウトが神。

ジャ
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おばあちゃんの思い出(2000年製作の映画)

4.5

渡辺監督の代表作の1つ。原作の良さを尖らせてノスタルジーの匂いを強めた作品。内容も素晴らしいですが、レイアウトが神

やっぱりこの作品泣いてしまう。泣かせようとしてないのに、雰囲気だけでもうウルウルし
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ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!(1993年製作の映画)

3.3

原恵一監督によるドラ短編2作目。1作目と比べてクオリティがガクッと落ちてしまっていた残念。

前作の短編と比べて演出の妙が乏しく、暗転が多いためリズムが崩れているように感じた。恐竜をテーマにしています
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ドラミちゃん アララ・少年山賊団(1991年製作の映画)

3.8

初期の原恵一監督作品。この頃から我が強めな人だったんですね。コアなファンからは「名作」と呼ばれる本作ですが、ドラミちゃんシリーズだと1番かもしれないが、全体的に見ると良作止まりかなというところ。

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ドラミちゃん ミニドラSOS!!!(1989年製作の映画)

3.4

「日本誕生」の同時上映作品。20年ぶりに鑑賞しました。最初からなっつかしいな~~とノスタルジーにひたれました笑

前回見たときも眠くなる作品だなと思った記憶ありますが今見ても眠たくなる。ミニドラを使っ
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ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ(1981年製作の映画)

3.5

「21エモン」の同時上映作品。昔懐かしのテンポ感で1番原作のサバサバしたテンポと近い作品かなと思います。桃で川下りする流れがドラベンチャー感あって好き。

「謎のオランダ人がもつ写真」を解明するために
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のび太の結婚前夜(1999年製作の映画)

3.8

渡辺歩監督によるドラ短編2作目。渡辺監督のドラ短編はどれも素晴らしいです、そこははっきりと感想言いたいです。「宇宙漂流記」の同時上映作品。

ただこの作品、原作のパワーに頼り切っている感じがして、原作
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ドラえもん 2112年ドラえもん誕生(1995年製作の映画)

3.1

「のび太の創世日記」の同時上映作品ですが、この作品もなかなか退屈なものですね。ドラえもんの設定を設定をつなぎ合わせて物語にした作品だが作品としては面白くはあまりない。そうだよね、そうだよねが続く感じで>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.4

今井ドラ3作目。今井ドラは前2作品が「川村元気」による脚本で、どうもプロデューサーが考える脚本っぽさが強くお涙頂戴ではっきり嫌いでした。今回は川村元気が抜けるとあって期待したのですが、監督の作家性の無>>続きを読む

夢みるキカイ(2007年製作の映画)

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過去鑑賞 湯浅監督によるファンタスティックプラネットオマージュが濃厚

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.4

過大評価映画。評価がかなり『時代性』を加味する必要があり、いつの時代でも面白い普遍性はあまり無い作品に思えた。

ごちゃごちゃどんちゃん騒ぎな割りに明るく楽しい作品になっていないなと思いました。序盤か
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.8

教科書的な映画でした。退屈はせずほどほどに面白いが、我がないといいますか、グっとくるものがありませんでした。コメディ作品として軽いタッチなため、さらっとしたライトな作品が好きな方にオススメ

ファッシ
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アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

3.4

再現ドラマ作品。アインシュタインの逃亡時代をメインにナチスドイツへの想いを描く作品。その先に原子爆弾があるという構成なため、原子爆弾に関してはラスト15分程度。

表面的な内容が描かれ、物事に対して深
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.4

ジュブナイル×ミステリー:ガリレオシリーズ劇場版2作目。ジュブナイル的な場面が良かった反面、ミステリーが読めてしまう上にかなり尺を使っていたため、ジュブナイルの良い場面を邪魔してしまっている気がした。>>続きを読む

ピノキオ(1940年製作の映画)

4.3

長編ディズニー2作目。親からVHSを買ってもらった作品なため非常に思い出深い作品です。改めて見返すと、初期ディズニーの凄さを感じざるを得ない。「アニメーション」が卓越した作品、かつ初期ディズニーでは1>>続きを読む

ダンボ(1941年製作の映画)

3.3

ディズニー長編4作目。白雪姫~バンビまでの5作の中でワースト。芸術性がかなり乏しく、かといってエンタメ性が高いわけでもない。全体的に露悪的で押しつけがましい。

初期ディズニー作品はアート性が強く、逆
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