ナガサワ

アベンジャーズのナガサワのレビュー・感想・評価

アベンジャーズ(2012年製作の映画)
4.7
マーベル作品イッキ見⑥

「アベンジャーズ」を視聴

文句なしに面白かった。
マーベル作品の楽しみ方がわかった。
細かいことは気にしないことだ。
突然ハルクのパワーが過去作の100倍くらいになって自我を保てるようになったことも、博士が操られているにも関わらず装置を止められるように設計できたことも、アイアンマンが宇宙空間ぽい場所なのに自由落下していくことも、、、etc
そんなことはどうでもいい。
辻褄を合わせるより、面白いものを見せた方がいい。

それぞれのヒーローの見せ方が上手い。
全員のアクション的な見せ場、正義感の見せ場をバランスよく配置してある。
なかでも、一番弱いと思われるキャプテンアメリカの見せ方がいい。
身体能力しかないキャプテンは当然戦闘になれば一番弱い。
しかしそこをカバーするのが、アベンジャーズで唯一の軍人として指揮を取るリーダーシップや、愛国心からくる情熱でバランスをとっている。
前作で、もともとは弱かったキャプテンだからこそ弱いものの気持ちが分かるみたいなセリフがあったと思うけど、それを象徴するようにラストのニュース映像ではキャプテンに名指しで感謝する女性がいた。

アイアンマンは空を飛べるというアドバンテージがあるおかげで活躍しまくりだし、
ソーはロキの兄ということで敵であっても弟を思いやれる優しさが現れていたし、ハルクは言うまでもなくパワーがやばい。
そんな感じで、蔑ろにされているヒーローがいなかったのが本作の一番優れているところだと思う。

ラストの戦闘もとても良い。
いくつか見たこともないようなアクションがあって、わりかし長めだったけど退屈しなかった。
最終的に相手の戦艦に核爆弾を撃ち込むところまで持っていったのが偉い。
やりきった感がある。

あとはロキの演技もいい。
前作であんなにナヨナヨしてたのが嘘のように悪役の顔がうまい。

以上