芹沢べん

メカゴジラの逆襲の芹沢べんのレビュー・感想・評価

メカゴジラの逆襲(1975年製作の映画)
3.6
シリーズ第15作目 メカゴジラの逆襲でした。
昭和ゴジラシリーズの最終作品となりました。
ゴジラ→ゴジラの逆襲と始まったゴジラシリーズがメカゴジラ→メカゴジラの逆襲で幕を閉じるのもなんかいいなと思ったり。

ちゃんと前作からお話はつながってはいるが、メカゴジラと宇宙人くらいが引き継ぎされたくらいでした。 メカゴジラは相変わらずかっけえけどあまりパワーアップした感じはないなあ、 新しい技回転ミサイル(?)のところの街が破壊される特撮は素直に凄いと思った。

ここにきて新キャラ恐龍チタノサウルス登場 発音が独特
心優しいはずだが、博士の研究で操られてしまい、メカゴジラとともにゴジラと戦います、わりとかわいい。

人間パートは相変わらずツッコミどころはありはするが、 人間を憎んで宇宙人に手を貸す博士が出てきたり、その娘はサイボーグだったり、結局最後は自らを犠牲にしたりと、意外とハードな展開で驚いた、割と好きではあった。
前作に引き続き登場のブラックホールなんとか星人、衣装がよりダサくなって登場、 前作と同じように主人公をとらえたと思ったら、脱出されてしまったりと相変わらずの間抜けっぷり。
しかし、博士や娘をサイボーグ化したり、娘にメカゴジラの操縦装置を埋め込んだりして割とえぐいことをやっている。

桂さんもチタノサウルスも宇宙人にいいように操られてしまって、これまでの中でも特に哀愁漂う終わりになっている。
その感情を表すような最後のゴジラが海に帰っていくラストカットが最高に
良い。 このカットがこれが昭和の最後の作品なのもなんだか思うものがありますね。
芹沢べん

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