ロバート・アルトマン遺作。
メリルストリープ、リンジーローハン、
トミーリージョーンズ、ウディハレルソン、
ジョンCライリーなどなど、
超豪華な俳優たちが、楽しそうに演技し、
歌を披露してくれる。
劇場の最期、芸人の最期、ラジオの最期、
そしてそれぞれのこれから。。。
悲劇(トラジティー)をおもしろ楽しく描く。
こういうのをトラジコメディーと言うそうです。
映画って何だろう。何かを表現するって何だろう。
それは、何かを始めたくて何かを終える事。
何かを終えて何かを始めること。
スポンジの水をぎゅっと絞り出して、
新しい何かを吸収し、ほんの少しスポンジが
クタっとへたること。続けること。
このラジオショーは本当に存在したショーで、
司会のキーラーは本物の司会者で、今作の原作者です。
金髪の白いトレンチコートの女性。
死を伝える天使。
カメラワーク。
映画の中にまた一つ別の映画が生まれる。
始まり終わりを映画の中に用意する。
サスペンスやドラマの続きを気にしながら、
ストーリーをおっていくのではなく、
ドキュメントの様に今あるこの状況と、
そこに登場する人々を一緒に過ごし観る様な。。。
そんな映画(お芝居)だと思います。