yamakawa3000

今宵、フィッツジェラルド劇場でのyamakawa3000のレビュー・感想・評価

3.2
ロバート・アルトマン遺作。

メリルストリープ、リンジーローハン、
トミーリージョーンズ、ウディハレルソン、
ジョンCライリーなどなど、
超豪華な俳優たちが、楽しそうに演技し、
歌を披露してくれる。

劇場の最期、芸人の最期、ラジオの最期、
そしてそれぞれのこれから。。。
悲劇(トラジティー)をおもしろ楽しく描く。
こういうのをトラジコメディーと言うそうです。

映画って何だろう。何かを表現するって何だろう。
それは、何かを始めたくて何かを終える事。
何かを終えて何かを始めること。
スポンジの水をぎゅっと絞り出して、
新しい何かを吸収し、ほんの少しスポンジが
クタっとへたること。続けること。

このラジオショーは本当に存在したショーで、
司会のキーラーは本物の司会者で、今作の原作者です。

金髪の白いトレンチコートの女性。
死を伝える天使。
カメラワーク。

映画の中にまた一つ別の映画が生まれる。
始まり終わりを映画の中に用意する。

サスペンスやドラマの続きを気にしながら、
ストーリーをおっていくのではなく、
ドキュメントの様に今あるこの状況と、
そこに登場する人々を一緒に過ごし観る様な。。。
そんな映画(お芝居)だと思います。
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