ズバコーーーン！！！
でおなじみのこの映画、観るのはこれで確か三度目。最初はなんじゃこりゃーー！！なんだけど不思議と観る度に好きになる。そして定期的に観たくなる。
■今回の観た動機
『NOPE』のレビューを書いていて思い出したら無性に観たくなった。
■感想
やはり面白くて最後まで観てしまう。公開当時は「あり得ない」（まさにNOPE！）設定に皆がB級のレッテルを貼ったものだが、ジョーダンピールの『NOPE』が認められた以上、この方向性はアリだろう。
いや、むしろ、この裏切られ感は清々しくもある。
あれだけ丁寧にアルバムとか新聞記事とか消しておきながら、核心に迫られると慎重さをかなぐり捨てて建物ぶっ壊しズバコーーーン！！！
一番の衝撃は「I know! I know!」と全てを理解して近付いてきた黒人女性刑事がようやくこれで頼もしい味方になるぞというところからのズバコーーーン！！！っておい！ここまでストーリーに絡ませておいてその扱いか！というあり得ない展開に快感さえ覚えてくる。
何とも変態的映画ではある。
最後まで敵の姿は現さなかったけど今さら観直して気付いたのは雲に隠れる浮遊物がまさにNOPE的というか、ジョーダンピールはあれに影響受けただろう的シーンを見つけたのは、ちょっと嬉しかった。
なので本作は『NOPE』とセットで観て初めてその価値に気付くことができる映画である。
NOPEのレビューはこちら
https://filmarks.com/movies/101627/reviews/140662480
