IMAXレーザーGTで鑑賞しました。(IMAXレーザーGTだとゴジラは実サイズだという話)見上げる前の方の席だったので、結論、満足度かなり高し。
戦中の特攻隊、戦後の焼け野原からかなり濃厚なドラマを見せてくれて思わず怪獣映画ということを忘れかけるほどでした。いざ、怪獣戦が始まれば足がビクつくほど恐怖感を煽ってきます。音もまた凄まじい迫力。
これは映画館で見ない手はないです。緊張感の持たせ方は初代『ジョーズ』にも匹敵すると僕には思えました。
ゴジラ撃滅作戦は動機も内容もオリジナルと違うけど、それなりに説得力を上手く持たせてくれる。
『永遠の０』みたいな美化も特になく、戦争のトラウマをいかに消化していくか人間ドラマを見せてくれる（それも今風な展開なので一部のミリオタには不満が出るのも分かる。）
この日は併せて『宇宙戦艦ヤマト4Kリマスター版』も観たのだけど、本当に日本は戦争と放射能のトラウマはすごかったのだなとあらためて感じさせる。そんな戦後の描き方に超うなずきながら観てました。
実は私はシンゴジラ否定派でして、ゴジラや自衛隊や女性でさえ庵野監督のおもちゃとして扱われてるのをあまり好ましく思ってない人間でして、みんな庵野監督のおもちゃ箱の中で踊ってるのを見せつけられて、人生に得られる教訓はこれっぽっちも無いのに対し、この映画においてはゴジラしかり旧海軍しかり（震電もギリギリ）家族や女性にも尊厳と敬意を表して描き出してるところがものすごく好印象でした
これはオスカー国際長編映画賞も夢ではない。
【3月11日追記】
オスカー視覚効果賞おめでとうございます👏
