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フライトナイト/恐怖の夜のNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

フライトナイト/恐怖の夜(2011年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

2023/01/08鑑賞。68点。
アクションとユーモアのバランスが絶妙。最後の戦いがハードなものにならなかったのは、ディズニー資本故なのか。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
舞台はネバダ州ラスベガス。
母・ジェーン(演. トニ・コレット)と暮らす高校生のチャーリーは、恋人のエイミー(演. イマージェン・プーツ)や陽キャの友人たちに囲まれて充実した日々を送っている。

今は疎遠になったが、かつてオタクだった頃の友人・エドから「最近チャーリーの隣家に引っ越してきたハンサムな男・ジェリー(演. コリン・ファレル)の正体はヴァンパイアで、ベガスで起きている連続失踪事件の犯人だ」と言われる。

エドは別の友人・アダムと一緒にジェリーのことを尾行しており、彼がヴァンパイアである証拠を掴んでいた。

エドのことを相手にしないチャーリーだったが、その直後エドは失踪。アダムもエドが失踪する数日前に行方をくらましていたことも判明する。

エドの家を訪ねたチャーリーは、ジェリーがヴァンパイアであることを示す動画を確認。エドが、ヴァンパイア・ハンター・ショー【フライトナイト】のパフォーマーであるピーター・ヴィンセント(演. デイヴィッド・テナント)に相談する予定だったことを知る。

ジェリーがヴァンパイアであることを信じ始めたチャーリーは、彼の家に忍び込み、ジェリーが監禁しているストリッパーを見つける。
彼女を助け出して家から逃げようとするが、すでにジェリーに噛まれていたストリッパーは日光を浴びて死亡。彼女は噛まれた時にヴァンパイアになっていたのだ。

目の前で人が死ぬ場面を目撃したチャーリーは、ピーター・ヴィンセントに助けを求めようと記者のふりをして接触を図る。
ヴィンセントは、「ヴァンパイアは空想の存在。【フライトナイト】はあくまでショーだ」と言って、チャーリーを追い返す。

一方、チャーリーの帰宅を確認したジェリーは、彼を殺そうと画策。ジェーンに「家に入れて欲しい」と頼むが、チャーリーが拒むよう説得したため家に入るのには失敗。
※ヴァンパイアは、家主の許可がないと家に入れない体質を持つ

ジェリーは、チャーリーの家にガスを蔓延させて爆発させる。
爆発により家がなくなったことで立て篭もる場所を失ったチャーリーは、母・ジェーンと一緒に逃げ、この騒動にエイミーも巻き込まれる。

逃走の過程で頭を打ったジェーンを病院に送ったチャーリーとエイミーに、ヴィンセントから呼び出しの電話が入り、彼の暮らすペントハウスに向かう。
そこに、ジェリーと彼の手によってヴァンパイアにされたエドが配達員のフリをして部屋に入ってくる。

エドを倒すことには成功するが、エイミーはジェリーに噛まれて連れ去られてしまう。

恋人を奪われたチャーリーは改めてヴィンセントに助けを求めるが、「同行はしないが【聖者の清め】と呼ばれる杭を渡す。殺すことはできないが、ヴァンパイアは火に弱いからそこをうまくつけ」と。
そしてヴィンセントは、「幼い頃ヴァンパイアに両親を殺されたが、自分だけ逃げて助かった。だからヴァンパイアを倒すためのアイテムを収集してきた。だが、いざヴァンパイアが目の前に現れたら戦う勇気が俺にはないんだ」と付け加える。

ジェリーの正体が、400年以上生き続ける地中海出身のヴァンパイアで、地下に棲家を作る習性だと判明。
防火服とボウガン、ショットガンを購入したチャーリーは、ジェリーとエイミーが燃え切った自宅の地下に隠れていると予想して向かう。
結局ヴィンセントは、チャーリーを見捨てきれずに追いかけてくる。

ジェリーと彼の配下であるヴァンパイアたち、そしてエイミーの待ち伏せにあったチャーリーとヴィンセントは捕まってしまう。
そこで明かされたのは、ジェリーこそがかつてヴィンセントの両親を殺害した犯人であるということ。
防火服に身を包むチャーリーは、あえて自分に火をつけてジェリーに突進し、怯んだ彼の心臓に【聖者の清め】を打つ。

ジェリーは絶命し、彼の手によってヴァンパイアに変えられた人々は元の人間に戻る。

平穏な日々を取り戻したチャーリーとエイミーの絆は深まり、ヴィンセントは【フライトナイト】のパフォーマーに戻る。
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