おはる

[リミット]のおはるのレビュー・感想・評価

[リミット](2010年製作の映画)
3.5
賛否両論ある作品ですがわたしはこういうザ・絶望!みたいな虚無感と喪失感に満たされて終わる作品とても好み…
ひとつの狭い棺のなかで90分の映画ができる、ということが純粋に衝撃だった!ちゃんと作品に、ストーリーになっていた。アイデアに拍手。
ヘビのシーンはちょっと残念。わかりやすい脅威に頼って怖がらせようとさせている感があったような… (伏線とかなかったよね?)あとは終始電話でのやりとりで話が進むので盛り上がりに欠けるというか、展開に慣れてしまった感じがした。でも狭い箱の中だけでできることって限界があるしなあ。畳み掛けるようなラストシーンの勢い、とても好きだった〜〜
あとあと、オープニングのタイトルバック良かった。あの流れるように繋がっていくアニメーション、なにかの映画でも観たような…なんだっけ エンドロールのばかみたいに妙に明るい曲、センスあって好き。
ラストシーンの解釈、考えれば考えるほど絶望的な結末を想像してしまって楽しめた。
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