HitomiAizawa

赤と青のブルースのHitomiAizawaのレビュー・感想・評価

赤と青のブルース(1960年製作の映画)
4.0
初夏のパリ、ジャン=ポールは幼馴染みのアンヌ=マリーを誘いサントロペに繰り出す。

ギターと旅行鞄を手に車に乗ったアンヌ=マリーは、恋に疲れ無気力だ。
しかし、サントロペに着いてみるとその素晴らしい陽気や、変わった絵描き、ブルジョアのマダムといった人々に出会って次第に若さと恋のさや当てを満喫していくのだった。

こういうストーリーですが、とにかく興奮してしまった❣️

バカンスのワクワク感🚣✨は若大将シリーズそのものだし、脚本を書いたクロード・シャブロルが登場したり(ドミニク・ザルディも)

『地下鉄のザジ』の未亡人もブルジョアマダム役で出てくる。

大好きなステファーヌ・オードランは宿の若女将として、隠し切れないお色気を漂わせてくれる。

このサントロペのバカンスは『真夏の夜のジャズ』の若者のパーティーを引きのばした様な雰囲気でいっぱいなのです。

全篇に流れるアンドレ・オデールとアンリ・クロラのジャズがまた最高の雰囲気を作っていましたが、なんと言ってもマリー・ラフォレが2曲も歌ってくれます!

素晴らしく洒落たバカンス映画でした。
HitomiAizawa

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