事件記者あばれはっちゃく

点と線の事件記者あばれはっちゃくのレビュー・感想・評価

点と線(1958年製作の映画)
3.0
「東映サマ✨、貴重な、映画を、
ユーチュープ(爺婆は高確率で濁音と半濁音をミスる)にアッpプ⬆️、してくださって🤗、ありがとうゴザイマス😌💓 お陰サマで、寿命が、伸びた気がします✨まだまだ、長生きするゾ✨ 」
…YouTubeコメ欄のおじおば構文の怪文書っぷりがある意味見どころ。

さておき。原作は知ってるので適当に流し見。ラストの呆気なさは北海道ロケで予算がかさんだ故か。
今は三大がっかり観光地の札幌時計台も昭和30年代はまだ高層ビルもないせいか北の清澄な空にその白さがよく映える。
香椎って正直この作品でしか聞かない地名なんだけどマイカーがなかった時代は結構駅前も栄えているように見える。結局クルマのいらない東京が一番発展してるのはなんとも皮肉。

そうそう、お土産に木彫りの熊~って言ってたけどまさにこの時代に旅行ブームが起きて売れ始めたんだってさ。あれもともと日本人が作ったもんだしね。何故か各家庭のテレビの上に必ずあった木彫りの熊。まだ売ってるのかな。

とまあ昭和の旅情に浸れるのでそういうのを楽しみたい人向け。映画にしてはちょっと軽めだし巨悪がどうなったかにも触れられてないので十津川警部気分で見るのがお勧め、そんな映画。