犯人です

ヴィレッジの犯人ですのレビュー・感想・評価

ヴィレッジ(2004年製作の映画)
3.2
【あらすじ】
1897年、ペンシルヴェニア州のとある深い森の中に存在する小さな村は周囲から孤立していた。村では皆が家族のような暮らしをしていたが、その暮らしを守るために作られた奇妙な掟を、村人たちは守らねばならなかった。しかし、ある日のこと盲目の少女が、恋人の命を救うためにその掟を破ろうとしていた。(Yahoo映画参照)

【概要】
『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン監督が森の奥の小さな村を舞台に描くスリラー。村の住人たちのユートピアを維持するために義務づけた掟が破られる時に訪れる恐怖は予想外の結末を呼ぶ。主演に『戦場のピアニスト』でアカデミー主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ。その他に『サイン』のホアキン・フェニックス、『エイリアン』のシガニー・ウィーバーなど豪華キャストが脇を固める。物語終盤にかけて明かされる真実は『シックス・センス』以来の衝撃。(Yahoo映画参照)

『良い点』
・シャマラン節の効いたどんでん返し

『悪い点』
・物語の盛り上がりが少ない
・ホラーを期待すると拍子抜けする

(感想)
どんでん返しで有名な『シックスセンス』や最近だと『オールド』の監督を務めるM・ナイト・シャマランの2004年の作品。
今作の一つ前に『サイン』という作品を撮っており、評判がボロクソに悪いので『ヴィレッジ』は監督にとって名誉挽回するための作品となっています‼︎
海外では散々評価を受けたようですがシャマラン節の効いたどんでん返しもあり好き嫌いがハッキリ分かれる作品の印象。
(ヴィレッジの後にシャマラン暗黒期を迎えるのですが…)
昔にテレビで見たことがあるのですが、ここ最近U-NEXTでの配信が始まったので鑑賞しました。

——— どんでん返し ———
今作はどんでん返しが肝となる作品
このどんでん返しを受け入れることができるかどうかで個人の評価がガラリと変わります‼︎
閉鎖的で鎖国状態の村で起きる”怪奇現象”と”村の掟”この村の掟が今作のキーポイントと言っていいでしょう。
この秘密が終盤で明かされるのですが、結構斜め上をいく展開なので人によっては混乱するしブチギレるかも…😂😂
ちなみに今作のどんでん返しなのですが、服部まゆみ著『この闇と光』の小説のどんでん返しに似てるんですよね…
自分自身この小説を先に読んでいたので衝撃度が半減…
調べたところ「ヴィレッジ」もとあるアメリカの小説のパクリ疑惑が出ているらしく、この種類のどんでん返しはもはや定番化してるのですね(笑)
自分自身は今作のどんでん返しは好きなのですが嫌いな人の気持ちも分かります😭

——— 物語として ———
予告を見た方のほとんどは純粋なファンタジーホラー映画かな?と思い視聴すると思います。
間違いではないのですがなんか違う…
ホラー・サスペンス・ラブストーリー・ヒューマンが混じった様な独特なストーリーになっています。
なのでぶっちゃけ怖くないです🤣🤣
『シックスセンス』などのホラー展開を期待して見ると拍子抜けすると思います。
個人的にはラブストーリーメインの印象なのですが、主人公と青年の愛もあまり感じられない…
また、物語として盛り上がりに欠けるというかハラハラドキドキする様な展開もなくどんでん返し一発勝負感が凄いです😭
豪華俳優、素晴らしい音楽、素晴らしいロケーションや見せ方がありながらこのストーリーは少しいただけない…

——— 最後に ———
評判はあまり良くない今作ですが、個人的にはそこまで酷評するほど悪くはないと思ってます!
(かと言って、面白いとも言えませんが…)
恐らくシックスセンスという偉大な作品と比べられるからでしょう…
余談ですが、シャマランが2015年に『ヴィジット』という作品を撮影しますが『ヴィレッジ』とタイトルが似てるのでご注意ください。
『ヴィジット』は個人的にめちゃ好きです‼️
また、『ヴィレッジ』あたりからシャマラン監督がチョイ役で毎回出演するので”ウォーリーを探せ”感覚で見ても面白いです🤣