M.ナイト・シャマラン 1作品目⁎⁺˳✧༚
舞台はペンシルベニア州の小さな村。
外の世界から完全に隔絶され、村を取り囲む森には恐ろしい "存在" がいるため、村人が森に入る事は固く禁じられていた。
そんな村には奇妙な3つの掟があって…
ホラー展開やジャンプスケアを期待して観るとあんまりなのですが…一つの童話・おとぎ話として観るととても面白いと感じた。
この物語のキーパーソンは「赤」。不吉な色として、おびき寄せてしまうため村からは恐れられ、封じ込めていた。
赤い怪物×黄色の色彩の使い方が美しくて、ただ単にミステリーを語るだけではなく、そこにラブストーリー要素を絡める所が良い!
そして覆るラスト…正直言って『シックス・センス』ほどのどんでん返しでは無いが…儚くも痛切な、絵本の1ページを開いたようなカット。童話のような雰囲気と見事にマッチしていた。
主人公アイヴィー役のブライス・ダラス・ハワードが儚げな雰囲気を纏った盲目の少女を演じていて…とても良かった!
過小評価されがちですが…私は傑作だと思います⁎⁺˳✧༚