公開の時、劇場で観た。
その時も一番印象的だったのは、舞台となった高低差のある町。長い石段の上にある古い洋館とか、高台から街を見渡せる場所とか。アニメ映画「耳をすませば」もそうなのだけど、普段起伏のない所で暮らしているので、そういうのに憧れがある。実際生活してみると大変なんだろうけど。
あとレトロな商店街がいいね。この映画の雰囲気によく合ってると思う。2005年は「三丁目の夕日」と同じだけど、こちらの方が全然いい。黄金期のハリウッド映画って金があって豪華なセット作ってスタジオで撮ってるから意外と面白くない。低予算でロケ撮影してるヌーベルバーグとかJ.ギャバンがギャングやってる50年代のフランス映画の方が実際の街とか店が出てきて面白い。それと同じ。