ささやん

ツリー・オブ・ライフのささやんのレビュー・感想・評価

ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)
4.0
 1950年、テキサス州の小さな村に住むオブライン家族。父(ブラッド・ピット)母(ジェシカ・チャステイン)は3人の息子とともに暮らしいた。

 厳格な父、温和な母はいつも教育方針で口争いをしていた。そんなある日、次男のR・Ⅼが不幸な事故で無くなってしまう。さらに夫婦の間に溝が深まる。

 それから数十年後、オブライン家の長男ジャック(ショーン・ペン)は都会で暮らしていた。しかし、時折脳裏をかすめるのは幼き日の父、母、そして、弟たちだった。

 評価がかなり分かれる作品だと思う。壮大な宇宙と生命の誕生、フロイトが提唱したエディプスコンプレックス(母親を手に入れようと思い、父親に強い反発心を抱くこと)などが描かれており、かなり難しい。僕もすべては理解できていない。

 しかし、家庭という小さい宇宙から誕生した子供は、親を離れて成長し、新たな家庭という宇宙を作り、また子供を作る。その輪廻を監督であるテレンス・マリックは表現したいのかもしれない。
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