ツリー・オブ・ライフの作品情報・感想・評価・動画配信

「ツリー・オブ・ライフ」に投稿された感想・評価

<概説>

男は過去を振り返る。強権的な父。慈愛に満ちた母。あまりにも早くに死した弟。歪な幼少時代は今も彼を苦しめ、頭を悩ませる。内心の救済はどこにあるのか。第64回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した、奇才テレンス・マリックによる人生ドラマ。

<感想>

序盤に宇宙的美意識に満ちたシークエンスが挿入された時、『ボヤージュ・オブ・タイム』と同じことしてるのかとウンザリしました。

美しい映像ではあるけれども、単に美しいだけと。

とはいえその一点のみで作品を酷評するのはいい鑑賞者とは言えません。耐える。なんとか耐えきる。

そして再度のドラマパート。予想通りのローテンポ。

しかし。あれれ。もう不思議と苦にならない。

いえ苦にならないなんてものじゃありません。楽しい。

あの映像美によって緩やかな作品のリズムに感覚を合わせてみると、まず主演ハンター・マクラケンの名演に気がつきます。

威圧的な父親への反発と、捨てきれない家族への愛情。それをないまぜにした感情表現をあの齢で!

子役が凄まじいと、鑑賞者の視点もついそちらへ。

幼少時代のすべてが輝かしい世界。

水滴ははじけ。爆竹は木を穿ち。子どもらは狂乱する。

なんと素晴らしき人生。それが如何に苦痛であろうと。

オフビートが過ぎるので万人には勧められませんが、そこを越えると奇妙な満足感が得られる一作でした。
ChangSu

ChangSuの感想・評価

4.3
于Sight于Sound都太美了,干 中间有段用斯坦尼康的手持惊到了,太新太新。音乐可太舒服了
#50perf
10年代、一周回って謎の中毒性が創発してきた。コツ掴みかけてる。
donk

donkの感想・評価

4.1
内容はなんとなくしか理解できなかったけど、映像と音楽で、気持ちよく瞑想に浸った気分。小さい頃はじめて教会でパイプオルガンの音を聞いた心地よさがありました。
yu1ro

yu1roの感想・評価

2.0
激ムズ。
抽象的かつ比喩的な表現の連続でパニック。
映像は綺麗。
けど、好みではない。
まぁや

まぁやの感想・評価

3.5
前半は家族の回想録の中に、宇宙や地球の歴史にまつわる映像が色々とさしはさまれ、どういうストーリーなのだろうと、少し困惑する。中盤から厳格な父の影響を受けて、心に歪みが生じはじめた少年の細やかな心の動きが丁寧に描かれ、少し息苦しさを感じた。自伝ではないかな。ストーリーが生々しくて、笑顔のない少年たちを見ていると、救いはどこにあるのだろうと辛かった。父の心の傷が子供たちに受け継がれる。。結局のところ、赦しは、人間的なところにはなく、絶対的な愛の存在に語りかけるとき、わずかに日が射すようにもたらされるものなのかな、、と感じた。監督自身が、自らの痛みの昇華のために作り上げた作品なのではないだろうか。
Moeshi

Moeshiの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

He has expressed his belief. There’s no way I can take all in. But this is the type of the films that always gives you a different feeling. At one point in my life I might cry watching it, at another I may not be able to stop smiling while watching. It’s really like having to hear your friend talking how his life went and how he felt. That’s what I love about this movie.
This time it felt like he didn’t really impose his own view of the world. It felt warm and it felt like I’m a part of this circle of life.
I wanna know how everybody around me feels watching this movie.
Arx

Arxの感想・評価

4.6
一家の親子関係と宇宙の成り立ちを同一として見るというテーマにはあまりしっくり来ていない。「シン・レッド・ライン・」も似たように人間と自然を同一として見ていたが、ガダルカナル島を舞台にしてどちらも語られていたので関連性があって受け入れやすかった。

ただ、その要素を抜きにしても非常に素晴らしい作品には変わりはない。長男の立場から父母や矛盾に満ちた世界を見て、戸惑い、反発し、和解するまでを映像で語っている。自分が大人になって当たり前のように受け入れて忘れていったことを思い返させてくれた。

タルコフスキーみたいな自然の撮り方は相変わらず素晴らしいが、建物や大木を見上げるショットのまるで万華鏡を覗いた時のような幾何学的な目眩のさせられる映像には脱帽。
マリックの私的映画に付き合わされたと言い掛かりをつけるか、ルベツキ仕事しとるな、かほぼほぼ二択過ぎ映画。すっ飛ばすのはいいがマッチカットも何もなしにスターゲートかえ、ほえー、とか思ってたらまさかのダグラストランブル先生かんでた。飛躍し過ぎだとかそんなん抜きにしても全然アがらないのは何でだ。
花亭

花亭の感想・評価

4.8
この映画に関しては、わけわからん映画という評価やこの映画に関する意味不明という説明が多くて、迷ってはいたが、ブラッド・ピットが出ているのと、たまにわけわからん映画にチャレンジしようと思って観たら、そこまでわけわからんということでもなく、繊細で優しさに溢れた、蘇生への希望を描いた家族愛の映画だった。
そして、ジェシカ・チャステインが出ていた。

子供がいつも見上げている母親の姿を美しく演じている。
ブラッド・ピットはいい人ではあっても厳しい世の中を知っている父親で、とても厳しく子供には感じられる。しかし嘘をついたり、ごまかしたりはしない、子供に強さを教えようとする、米国人らしい父親である。

この映画がスタートして三十分は我慢が必要で、両親が次男の死に苦しむところから始まるのに、そこから、なんの関係もなさそうな地球誕生? らしき動画が始まるのである。ストーリーからいきなり世界が逸脱し始めたような感覚となる。

映画の中でそういった画面遷移はよくあるが、たかだか数分くらいである。しかしこの映画は三十分近くそれが続く。最初始まったストーリーが停止してしまうのである。

しかし、ここで諦めなければ、あとは、懐かしくも切ない幼いあの頃の想い出に、揺さぶられる。
何も説明していないが、ショーン・ペン演じる、初老となった長男は最初に母親の死を知るのではないか? そして、母親が弟の蘇生を願ったように、そして喪失を我慢し続けたように、長男である主人公も同じように思いたかったのではないか、私はそう思った。
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