トノモトショウ

たそがれ清兵衛のトノモトショウのレビュー・感想・評価

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)
3.0
清貧な武士の日常や色恋といった物語そのものの大筋は生温く、そういった点で山田洋次作品は苦手なのだが、真田の殺陣の美しさを堪能するための映画だと思えば面白く観られる。また、敵役の田中泯の存在感が圧倒的。舞踏家ならではの印象的な刀捌きは真田の本格的なアクションとの対比もあって、ラストの決闘シーンが非常に見応えのあるものになっている。