SYU

黒い家のSYUのレビュー・感想・評価

黒い家(1999年製作の映画)
4.0
2021/04/23
監督 森田芳光
内野聖陽
大竹しのぶ
西村雅彦

【この人間には心がない】

ごく平凡な、保険会社の査定員である主人公の青年が、ある夫婦が企てた保険金詐欺を調査し始めた事から、想像を絶する恐怖に陥っていく様を描くサスペンスホラー。

大竹しのぶでもう一本。

貴志祐介による原作は傑作で読んでて背筋が寒くなった、劇場版も個人的にはとても面白かったです。
   
以下、少しネタバレ





やはり、大竹しのぶが圧巻の一言、不気味で残酷、クライマックスのキレた演技が凄まじい迫力、「しゃぶれー」からの「へたくそー」の場面は恐怖を通り越して笑いに変わっていた。

主演の内野聖陽のビビりぶり、懐中電灯を持ちながらガタガタ震えるシーンが凄い印象に残っている。

もしかしたら、すぐ側に彼女達のような悪魔が潜んでいるかもしれないと思うと心からゾッとした一本、ホラーとしてだけでなくエンターテイメントとしても楽しめる作品、良作です。

鑑賞日1999年 劇場にて
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