さくらえび

シーラ号の謎のさくらえびのレビュー・感想・評価

シーラ号の謎(1973年製作の映画)
3.8
6人の映画関係者達が大物映画プロデューサーのクルーザーに招待され、お互いの秘密を暴き合うゲームをする。
粗筋をみる限りでは、俗に言うソリッドシチュエーションスリラーに思えるが、そうではなくミステリー映画。ミステリーの中でも謎解きをメインとしていて、小説のジャンル分けを借りるなら、本格派ミステリーとよんでいいかもしれない。映画では少し珍しい気もする。

本格派ミステリーと呼ばれる小説は、謎を解き明かす場面は文句無しに盛り上がるけど、工夫が少ないと序中盤の盛り上がりに欠けるきらいがある。この映画でもそれに近いものを感じた。ラクエル・ウェルチの水着だけでは満足できない。