シーラ号の謎の作品情報・感想・評価

「シーラ号の謎」に投稿された感想・評価

riekon

riekonの感想・評価

4.0
ジャケが良くてレンタルしてみました。
一年前にシーラをひき逃げした犯人は誰か?
シーラの旦那が疑いのある6人をこのシーラ号に招待して秘密を当てるゲームを始めるのですが…。
ひとりひとりにあてられた「ひき逃げ」「密告者」「ホモセクシャル」など6種類の秘密が書いてあるカードが誰と関係しているのかなかなか分からないし、このゲームを町や島で大掛かりに行うので楽しそう。
途中でエッ!そうなるの!?という展開になりますます誰が犯人かよめなくて目が離せません。
ラストの謎解きもなかなか面白いし、犯人の呆然としている姿で終わるのがいいですね。
 ミステリー映画の隠れた名作。『サイコ』のアンソニー・パーキンスが脚本を共同担当し、エドガー・アラン・ポー賞を獲得した。大物プロデューサーの妻シーラが轢き逃げで死ぬ場面から物語は始まる。豪華クルーザーに集められた6人の容疑者は互いの秘密を探り合うゲームに参加させられ、やがて殺人が起こる……というあらすじ。終盤の展開、個性的な名優達、小道具を巧みに用いた伏線が素晴らしい。ミステリーとしても秀逸だが、人の死すらビジネスにする映画製作者達の狂気が恐ろしい。愛の為に凶行に及んだ真犯人が、最も人間らしく見えるほどだ。
 監督は後に『フットルース』『摩天楼はバラ色に』を手がけるハーバート・ロス。名優ジェームズ・コバーンが不気味なプロデューサー役で怪演を見せる。ラクエル・ウェルチの妖艶な美女、探偵役に適任のリチャード・ベンジャミン、大口を閉じない芸能事務所社長のダイアン・キャノン……彼らなくして本作は成立し得ないだろう。尚、本作で小児愛者の映画監督を演じたジェームズ・メイソンは『ロリータ』のハンバート・ハンバート役で知られる。

(鑑賞メーターより転載)
エドガー・ライトが選ぶ「映画トップ40」の[27位]がこの作品。
原題:THE LAST OF SHEILA
妻をひき逃げした犯人を炙り出すために、容疑者たち6人を豪華クルーザーに招待するジェームス・コバーン。
乗り込む前に、6人を船体の[SHEILA]の文字の前に並べて[写真]を撮る。
船で、各人に[秘密カード]1枚が手渡され、自分の持つ[秘密カード]が各々誰に該当するかを当てるゲームが始まる。
その主催者ジェームス・コバーンが、ゲームの為に上陸した[修道院内で殺害]される。(船のなかでは無いし密室でも無い)殺害動機は6人全員にある。

そして謎解きが始まる。ヒントは[秘密カード][煙草の吸殻][木片]まず探偵役となったのはリチャード・ベンジャミン。
一時は解決したと思われたが、新たな探偵役ジェームス・メイソン登場。[写真]が解決の糸口となって真相を解き明かす。ラストは、当時(1970年代)よくあったオチで郷愁を覚えました。
おもしろかった
伏線てんこもりでワクワクした
ゲームをもうちょっと観ていたかった
20170511
豪華ヨットに集められた芸能関係者たち。彼らを待ち構えていたのは一風変わった推理ゲームだった。それぞれの思惑が錯綜する中、響く悲鳴。そして、惨劇。はたして犯人は誰なのか…それは過去に起きた“ひき逃げ事件”がカギだった―。

…なんてミステリ映画として直球ど真ん中。
もうね。序盤から伏線張りまくり。脳みそフル回転。全く先が読めない展開が続きます。
正直なところ、ミステリに限っては勘が働く方だと自負していたんですが、終盤まで真相を掴むことが出来ませんでした。

まあ、登場人物の名前とかね。性格とか職業とか推理ゲームのルールとかね。そういう基本的情報を整理するのでいっぱいいっぱいだったからね。仕方ないですよね。あ。ま、負け惜しみじゃないからね!

というわけで。
僕のパソコン黎明期のような脳内メモリでは処理が大変なほどに。密度が濃い情報量でお腹いっぱいの逸品。出来れば、テロップとかで名前や職業を表示してもらいたい…なんて思ってしまうヤワな現代人にはハードルが高いかも。ぐふ。

ただ、本格的な事件が起きるまでに中弛みするのが残念なところ。推理ゲームが緊張感を保持してくれるんですけど、やっぱりゲームはゲームですからね。なかなか興味を惹くには弱いんですね。

それと、登場人物が揃いも揃って魅力的でないのも痛かったですな。更に探偵役が明確じゃないですからね。感情の置き所が難しくなるんですよね。まあ、そういうときは、上空から俯瞰して楽しむ…のが一番なんですけれども、それを容易にさせないほどに情報量が多いのですな。だから、ついつい目線を登場人物と同じ高さに設定したくなるんです。

あと、難点と言えば、賛否両論分かれそうな結末も。あー。でも、これはネタバレになるから書けないにゃ…。

まあ、そんなわけで。
色々と厳しいことを書きましたが、真正面からミステリを描く映画が少ない中、本格推理に挑戦していることに本作の価値はあります。

ですから、邦題が醸し出す古典ミステリの雰囲気にピンときた方ならば。灰色の脳細胞を駆使して楽しむ作品として丁度良いと思います。上手くハマれば「あー。それが伏線だったのかあ」なんて喜びが混じった“騙された感”が心に拡がるんじゃないでしょうか。とは言え、期待し過ぎるのも毒なんで、「ふーん。こんなのあるんだー」くらいで臨むのが…丁度良い按配ですね。
Taka

Takaの感想・評価

3.8
今となってはチープ感も漂っているし、無理矢理感もあるものの、隅々まで気を遣ってあり、見応え有り。
往年のセックスシンボル ラクウェル・ウェルチ のビキニも拝めるし。
アンソニー・パーキンスが脚本に参加してるのね!
衣裳をジョエル・シューマッカーが手がけてるのか!?
レトロな感じがいい。昔のサスペンスの話を追うのが苦手なことに気づいた。たぶん外国人の顔と名前を覚えるのが苦手だからだと思う。
はるな

はるなの感想・評価

3.0
ハリウッドに生きる7人の男女が、豪華なヨットで繰りひろげる密室劇。
華麗なハリウッド人、殺人の犯人捜しにも どこか優雅さが漂う。
ツッコミどころ満載ですが、それはそれ。
ラスト推理合戦は見物です!
6人の映画関係者達が大物映画プロデューサーのクルーザーに招待され、お互いの秘密を暴き合うゲームをする。
粗筋をみる限りでは、俗に言うソリッドシチュエーションスリラーに思えるが、そうではなくミステリー映画。ミステリーの中でも謎解きをメインとしていて、小説のジャンル分けを借りるなら、本格派ミステリーとよんでいいかもしれない。映画では少し珍しい気もする。

本格派ミステリーと呼ばれる小説は、謎を解き明かす場面は文句無しに盛り上がるけど、工夫が少ないと序中盤の盛り上がりに欠けるきらいがある。この映画でもそれに近いものを感じた。ラクエル・ウェルチの水着だけでは満足できない。
ジェームズ・コバーンが豪華ヨットで企画する秘密を暴きあうゲームの設定がなかなかおもしろい。