若かりし日のトム・ハンクス主演、こぶりなラブ・ストーリー。
映画 ”Big”の2年前の作品で、年齢にしたら20代後半のトム・ハンクスですね。
アメリカ人のイギリス軍志願兵の役どころ。エルサレムで怪我の療養中に、ユダヤ人の女性と出会うが、異教徒との交際は禁じられている彼女の家族に猛反対をうけて…というお話。
戦時中が舞台になっていますが、トム・ハンクスのビジュアルのせいなのか、あまり戦時中の雰囲気は醸し出さず、平和な時代の現代劇のような構成。それよりも、宗教の違いによる恋の障壁のほうが、主人公たちには大きな問題になっている感じです。（笑）
ユダヤ人の彼女に対して、空軍パイロットのトム・ハンクスの父親は牧師という設定も、異なる宗教間での恋愛にフォーカスするためなんでしょうね。
女はリアリスト。
男はロマンティスト。
そんな事を想像させる物語で、若かりし日のトム・ハンクスはアクがなくサクッと観られる感じですね。
