YokoGotoさんの映画レビュー・感想・評価

YokoGoto

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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.5

<主役 ユ・アインの演技に魅了される148分 言葉にできない 心かき乱す余韻>

◆役に憑依したユ・アインの魅力◆

映画俳優という職業は、なんと魅力的な職業なのか。
わたしは、グザヴィエ・ドラン(兼
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.0

本当に申し訳ない。関ジャニの大倉さん演じる主人公が嫌いなタイプ過ぎて、最後までのれなかった....レビューするにも、何も書けない。ごめん。ただ、主役の二人は、この役のオファーをよく引き受けたなって感じ>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

3.6

「我が子は、加害者か?被害者か?」という一点だけで、シンプルにサスペンスを描いている所は、とても気に入った。あれこれ盛り込まず、『家』と『家族』という小さなコロニーの中で、それぞれの立場で、それぞれの>>続きを読む

Red(2020年製作の映画)

3.4

愛すること、愛されることを正面から描くと安っぽくなる。そして、そんな安っぽさは、大人の女性をいらつかせる。そういう意味では、映画全体を文学的な余韻を残し、遠回しに描いたことは、成功していたと思う。本来>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.4

シナリオが、若干、強引な部分な部分が気になって、あまり感情移入できなかった。手紙のやりとりのくだりは、令和のこの時代においては、逆に新鮮味を感じて面白かったが、その手紙の良さが活かしきれなかった印象に>>続きを読む

情事 セカンド・ラブ(2007年製作の映画)

3.5

ハ・ジョンウ作品だから観た。昼メロみたいなタイトルだが、良い意味で想像とちょっと違い、不妊症をテーマにしたラブ・ストーリーで、それなりにグッときた。ハ・ジョンウのファンには、たまらない作品ではあるが、>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.6

箱田監督の長編デビュー作。女性監督ならではの女性心理の描き方は、とても良かった!とにかく夏帆ちゃんとシム・ウンギョンの演技が上手い!ジブリの『おもひでぽろぽろ』的、田舎に対する憂鬱とコンプレックス、幼>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

3.1

香取慎吾さんのイメージを覆すキャスティングには驚くが、台詞回しが作品のテイストにあっていないし、色々リアリティに欠ける作品のように感じた。ギャンブル依存症がテーマだけれど、結局、何が言いたいのか?何を>>続きを読む

依頼人(2011年製作の映画)

3.0

未見のハ・ジョンウ作品を見倒す特集。映画というよりも2時間ドラマ的な軽い画作りが、ちょっと物足りない。シナリオも、よくある展開で目新しさがなかったかな。ただし、スーツ姿の弁護士役のハ・ジョンウがカッコ>>続きを読む

トンネル 闇に鎖(とざ)された男(2016年製作の映画)

3.2

ハ・ジョンウのパニックもの。リアリティを感じる反面で、ところどころ、若干の無理がある設定がある。しかし、最後まで面白く観られたのでひとまず満足。ラストまでは、二転三転するパニックものなのに、ラストがあ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

ドルビーシネマでで鑑賞。正直、全然ストーリーについていけなかったけど、文句無しでほんと最高だった。冒頭のオペラハウスでの突入のシーンは、本当に圧巻でした。ただ、シナリオがわからなすぎて、全くレビュー書>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

3.3

うーむ。センセーショナルなエッセンスがたくさん詰め込まれているのだが、一つひとつの描き方が薄く感じられ、あまり心に響かなかった。原作は未見なので、よくわからないが、2時間の尺にまとめるには、ちょっと詰>>続きを読む

PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)

3.6

ただただ、ハ・ジョンウがカッコいい。やはり、ハ・ジョンウはアクションが似合う。なんか、『テロ・ライブ』っぽい....って思ったら、『テロ・ライブ』の監督だった。

全体的に、シナリオ全体はシンプルだが
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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.9

アスガー・ファルハディ監督作品は、本当に大好き。過去作も全て好きだし、この作品もとても良かった。冒頭から、不自然なくらいに明るく快活な家族の風景。しかし、所々にある余白に、かすかに不穏な気配を感じさせ>>続きを読む

いちごの唄(2019年製作の映画)

3.4

岡田惠和さんとロックバンド 銀杏BOYZの峯田和伸さんとの共著が原作で、岡田惠和さんの脚本で映画化。石橋静河さんの雰囲気が良いのは想定内だが、不器用で心優しい青年役を演じた、古舘佑太郎もなかなか良かっ>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.2

政治色が強すぎて国内の女優さんが見つからなかったため、シム・ウンギョンさんが主演を努めた映画。相変わらず、シム・ウンギョンさんは良い表情を作っていたが、やはりネイティブに日本語を話さない所は、違和感が>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.4

『愚行録』の石川慶監督作品。比較的評価の高かった映画だと記憶していたのでWOWOWで鑑賞。全体的に、とても綺麗に仕上がっていたし、ピアノのシーンも良かった。ただ、シナリオが若干、物足りない。『結局、何>>続きを読む

ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

4.2

映画『ショート・ターム』のデスティン・ダニエル・クレットン監督と主演女優のブリー・ラーソンの再タッグということで鑑賞。実話を基にした物語ということで、とてもリアリティも感じられるシナリオで、とても良か>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

3.4

もともと、是枝監督作品が苦手なせいなのか、全く良さが分かりませんでした。従来、フランス映画の空気感は大好きなのに、本作は最初から最後まで「よくわからん」って感じで終わった....好みの問題だろうし、読>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

わたし、あまりビートルズの曲を知らなかった事に気づく...(汗)序盤はコメディタッチで面白かったが、後半にかけて普通になっていったのが残念。ちょっと全体的に、設定に対してシナリオが活かしきれてないよう>>続きを読む

ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.4

タナダユキ監督作品なので、とても楽しみにしていたけど、ちょっとシナリオが浅すぎたような気がする。全然、のれなかった。ラブドールと夫婦関係が乖離してたと思う。残念。ただ、基本的に過去のタナダユキ監督作品>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

3.7

<恋人達を試すのは、いつも生活という現実>

ー文学的語り口の恋人たちの贖罪ー

行定勲監督 最新作『劇場』。
昨今の行定勲監督作品の中では、特に大きな熱量を感じる映画であった。

最初から最後まで、
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.0

キネ旬1位だったからみた。主役の瀧内公美さんの濃厚ベッドシーン(R-15指定)はすごいのは分かるし(ほとんど裸....)文学的な官能映画ではあるが、まったく意味がわからない。好みじゃなかったかな。

メランコリック(2018年製作の映画)

4.5

<作り手の映画への情熱が感じられる映画>

面白い邦画に出会えた時、感動にも似た気持ちの高揚感を味わう事がある。

それは、有名な映画監督が撮影したとか、有名な俳優さんがでているとか、そういうことでは
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ゴンドラ(1987年製作の映画)

4.0

<娘の胸のふくらみに気づかない母、居場所を探す娘>

映画『ゴンドラ』の主人公は小学5年生の少女(かがり)。都会の真ん中の高層マンションにシングルマザーの母親と二人で住んでいるが、水商売の母は、いつも
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よこがお(2019年製作の映画)

4.4

<憎しみも、悲しみも、私の心の中にあるもの>

深田晃司監督作品は、見終わった翌日の方がつらい。
カンヌで受賞した『淵に立つ』もそうだったが、深田監督が描く主人公の心理描写は、観る人の心をざわつかせ、
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

4.2

『人を愛する』という言葉は、異性間とか同性間という前に、まずは親と子の間にあると、誰もが確かめ合いたくなる映画。

人を愛する事を『罪』とされる。それが男女という異性間ではなく同性間であるという事だけ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.7

遅ればせながら、昨年にオスカーを獲った『グリーンブック』を鑑賞。米国の黒人差別をテーマにした作品ではあるが、全体的に軽やかでポップなタッチが、とても見やすい。テーマや設定が、名作『最強のふたり』が思い>>続きを読む

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

5.0

フランシス・F・コッポラの名作『地獄の黙示録』は、あまりにも有名で、戦争の狂気と人間の本質に問いかける名作です。これまで、202分の『特別完全版』はDVDで鑑賞したことはありましたが、劇場で鑑賞したの>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

<何度観てもしびれる秀逸な作品>『何度繰り返しみても裏切らない。むしろ、新たな発見があり深みが増す作品』がいくつかある。本作『殺人の追憶』もしかり。

初見はだいぶ前に観たのだが、あらすじや印象に残っ
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.4

エディとフェシリティ主演なので観た。どこまで史実に基づいてるんだろう?凍死寸前の状態なのに、こんなに薄着?とか、低酸素状態から、こんなに復活出来る?とか、細かい演出が気になって集中できなかった。ベース>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

<嫌悪感と切なさのバランスが絶妙>
とにかく、132分があっという間だった。最初から最後まで、観ている人を飽きさせない矛盾のないシナリオに、正直、脱帽だった。

昨年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドール
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.6

<誰にでも心当たりのある、20代のバカバカしい恋愛>
今泉力哉監督作品の魅力は、どこにでもあるような生々しさを描き、多くの人の心に『痛たたた…」と感じさせるすっぴん感である。特別なシナリオではないのに
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.1

<これも愛し合った二人の一つの形>
『結婚』とは、恋の延長でもなければ愛の一つの形でもない。決してわかり合うことのできない他人同士が、男女という性別を超えて、一つの時間、一つの空間、一つの価値観を、一
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アースクエイクバード(2019年製作の映画)

3.5

アリシア・ヴィキャンデルの日本語は必見!演技力も申し分なし。ただ、リドリー・スコット総指揮という期待感で観ると、かなり肩透かし。サスペンス部分も物足りなかったし、アリシア・ヴィキャンデルの活かし方も、>>続きを読む

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

3.3

言いたい事もテーマも理解できるが、あまりにもシナリオに凹凸が無さすぎ。普通のドラマとして観られるが、社会派作品としては物足りない。

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