録画しておいたものを観た。
元プロボクサーのミッキー・ウォード(1965-)の自伝をもとにした作品。演じるのはマーク・ウォールバーグ。その鍛えた体はボクサーを演じるには十分だ。ミッキーの兄ディッキー・エクランドを演じるのはクリスチャン・ベール。元ボクサーのジャンキーをうまく演じている。
本作はボクシング映画ではない。いびつな家族の物語である。各々の思いが交錯し、言い合いになることもしばしば。ミッキーのファイトマネーに群がるが、それでも家族を捨てることはできない。
2011年のアカデミー賞。本作でクリスチャン・ベールが助演男優賞、母親役を演じたメリッサ・レオが助演女優賞を受賞した。
公開:2010年
監督:デヴィッド・O・ラッセル