GODZILLASAURUS

ミザリーのGODZILLASAURUSのレビュー・感想・評価

ミザリー(1990年製作の映画)
4.5
「ペンギンの向きは東西南北で決める!」

2019年鑑賞1本目を何にしようかなと考えた時、10数年前の正月休みに深夜帯で放送していたミザリーの恐怖が脳裏にこびりついていたので、久しぶりに鑑賞。

作家とNo.1ファンおばさんとの掛け合いが素晴らしい。
No.1ファン役のキャシー・ベイツがアカデミー主演女優賞を受賞したこともあって、彼女にスポットが当たることが多いけど、作家役のジェームズ・カーンの演技も見ものだった。
重症で動けない役も難しいだろうに、痛々しい演技は割と自然だったし、No.1ファンの狂気に晒された時の顔演技は自然な恐怖を感じるものだった。

ただ、なんといってもキャシー・ベイツの演技を抜きに本作は語れない。
本当に狂っている。感情の起伏が激しすぎるイかれたNo1.ファンを見事に演じている。その演技は言動や顔の表情というよりも、目の奥の表情?に出ている気がした。感情がコロコロ変わっているのに目の奥の雰囲気があまり変わらない。そこがただただ怖い。
ハンマーのシーンはまさにトラウマ!

ちょっと時代を感じるご都合感のある展開は少し気になるけど、逆にそれがとてもテンポのいい進行に繋がっている。とにかく最後までダレることなく集中して観られるのも良し! 星4.5
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