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ロイドの要心無用のkkkkkkkkkkのレビュー・感想・評価

ロイドの要心無用(1923年製作の映画)
3.7
・100年前の無声映画に声や音をあてる活弁上映で鑑賞。活動写真弁士は山崎バニラさん。吹き替え、SE、BGM、その全てを一人で担って表現するという超絶技巧を目の当たりにした。落語と映画の中間のような、トーキーの前の時代にタイムスリップして、映画が本当の娯楽だった時代を肌で感じることができた素晴らしい映画体験だった
・無声映画の時代は見た目が重要だったのに対して、ハロルド・ライトはあえて普通の格好をして変なことをする大衆に寄り添った喜劇王だったそう。普通の男が繰り出すドタバタコメディは今でも面白く、チャップリンよろしく現在の笑いの基本になっているように思う。こち亀のようなノリで、矢継ぎ早にギャグが飛んできて時間があっという間に過ぎる
・最後の有名な壁登りからの時計ぶら下がりのシークエンスは、VFXがないからが故にハラハラし、ちゃんと登っていくとスーツが風になびいたりすることでリアルさがすごくてとても100年前の映画技術とは思えない。
・バビロンを見ると無声映画の盛者必衰がわかり、トーキーが現れたことによる時代の変化が理解できるが、無声映画には無声映画の良さがあり、弁士によって同じ映画が違って見えるというトーキーにはできない魅力が多分にあると思った。
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