無名の人

影武者の無名の人のレビュー・感想・評価

影武者(1980年製作の映画)
4.1
黒澤映画らしい、
重厚感がありました。
これは圧倒的なお金のかけ方。
エキストラまで行き渡った演出。
その他もろもろですね。


このその他もろもろですが
黒澤映画がなぜ評価されるか
それは黒澤自身の映画愛。
ヒューマニズム。
これは他の監督のそれと一線を画す。と
淀川長治さんも言ってたんです。


それは幼い頃から
海外の映画を愛してたからこそ
台詞回しが英語っぽくなる。
だからちゃんと外人にも伝わっているとも言うてました。

これは黒澤映画を観た人は
少なからず感じるんじゃないでしょうか。


僕がこの映画で気づいたのは
3時間以上ある映画が
長く感じるのは
ほとんどの長編映画が
その長さに見合った
内容の濃さじゃないから
だと思います。


【七人の侍】とかは
まだまだ観たいのに
終わっちゃうの?と思いましたもん笑
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