影武者の作品情報・感想・評価

「影武者」に投稿された感想・評価

holly

hollyの感想・評価

3.7
好きなシーンは沢山あったし、面白いんだけど、黒澤明の時代劇としては上位に来る作品ではなかった。
このワンアイデアを3時間ってのは少ししんどかったかもしれない。
鎧、刀、馬!!
ひたすら鎧萌えする。重厚、、だけど信長とか家康とか出てきてやんややんややる感じは楽しい。
一番気になったのはラストの大敗戦シーンの馬....あれ全部本物倒してバタバタさせてんのかな、、起き上がろうとする馬の横に撃たれた兵がいっぱい倒れてて馬に踏まれないかヒヤヒヤ。
「親方様」の光と、それを支えるものの影

先日、大河ドラマ『武田信玄』を観ていたのでこちらの作品も気になったので観てみました。

本作、長さがおよそ3時間とかなり長い作品でして。長さを感じない...とはいえませんね。特にホームシアターだと。映画館でみれば違うかも知れませんが。

ストーリーはひたすら武田信玄亡きあとを任された影武者の活躍や大演技とその嘘がばれないようにいろいろ策を練る実弟:信廉や諏訪勝頼(息子)の葛藤を描いています。

死刑スレスレのところを拾われた影武者と、オーラのある信玄の二役を演じた仲代達矢さんはさすがの迫力でした。影武者が半信半疑ながら、側室等を納得させる演技(?)を見せていく過程はなかなか良かったと思います。また、影武者も、信廉も、「信玄」というスターがなければ存在感のない影でしかない、という切なさは人生の深さを示唆するようで、さすが黒澤映画という感想をもちましたが...

いかんせん、長かった...
もうちょっとテンポが良ければスコアは高くなりましたね...
スクリーンで見ると感想変わるタイプなのかなあ。
武田信玄の影武者をすることになった盗人の話
起承転結はっきりしてる。終盤がとにかく切なすぎる。作中でも「影武者は我を圧し殺さなければいけない大変な仕事」って言ってた通り影武者はお殿様扱いされても本人に人権はない悲しい仕事
ジョージルーカスがプロデューサーしてるらしい
Yuya

Yuyaの感想・評価

4.4
改めて クロサワ作品を観直したい今日この頃…
とりわけ これは "ココがいい"というより
全く欠点のない 全てが完全に調和してる作品
3時間もの長丁場にあって 冒頭の三竦みから ラストシーンの"風林火"の三槍まで 圧巻の物語と色彩が
"これが映画ぞ"と語りかけてくる 見事な絵巻物

"動かざること山の如し"の言葉通り
不動の信玄公とその威厳のもとでは
影武者のみならず 息子も従者も 信長や家康さえも その威光の影に等しくも思える 荘厳でいて淡き存在感
そして 影に彷徨えし者どもの 生き様とその内面に どこまでも迫ってゆく描写
全てが明るみとなった後の 影の哀しき悲運
終幕の胸に残る余韻に 名付ける言葉なし

やはり この映画に足りないものなど 何ひとつ思いつかない…
電気羊

電気羊の感想・評価

3.6
良くも悪くも黒澤映画。重厚な展開と極彩色の映像美。それと精神の暗部のドロドロを抽象化した映像の何か。3時間超は長いけれど面白かった。
冒頭の「三位一体」的な場面から、これから何が起こるかと惹かれる。
ただの盗人だったそっくりさんが、ただ一度会っただけの信玄への思慕で影武者を務めることになる。
信玄の亡骸が龜にこめられて霧の諏訪湖に沈められるシーンは、さながら雲に包まれたキリストの昇天を逆に行ったようで、その画面の崇高さに心打たれる。
神格化された信玄の亡き後、信玄がまだ生きているかのごとく影武者を務めなければならない盗人の立場は、カリスマを失ったあとの弟子の辛さにも似ていると思った。
最後まで一体影武者の最期はどうなるかと目をみはったが、どうにも黒澤明の意図を解しかねた。こちらの理解不足だろう。仲代達矢の演技には毎度のことながら脱帽。
国領町

国領町の感想・評価

5.0
★★★★★it was amazing
『影武者』 黒澤明
1980年カンヌ国際映画祭パルム・ドール

武田信玄が鉄砲で撃たれて死んじゃった
影武者(仲代達也)として生きたそっくりさんの生き様

おもしろいなぁ、3時間あっという間でした。
出だしから引き込まれた~、信玄、弟、影武者の3人のシーン
「冷えると古傷が痛む」・・・・脚本うまーい!!
仲代達也さんも凄いけど、山崎努さん、大滝秀治さんも良かった~
影武者の”影”しての生き様、息子の勝頼の生き様にも父親の”影”を感じる
二人とも”光”にはなれなかった悲しい運命

黒澤映画では『蜘蛛巣城 』『隠し砦の三悪人』 が大好きで、比べてどうかみたいな見方になっちゃうし、黒澤映画の中ではそんなに評価が高いほうじゃないようだけど
観終わって『面白かった~!!』って黒澤明さんってすごいんだなぁ。
やっぱカッコいーって鳥肌立ったり、マネしたくなるキャラがてんこ盛りの前期黒澤エンターテイメントの方が合うわオレには!
にしても桃井かおり変わってねー(◎_◎;)
主人公の影武者の盗人に感情移入して、ひやひやしながら観てしまいます。
武田ファンにとっては悲しい展開ですが。
迫力は、世界の黒澤明監督の作品です。
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