影武者の作品情報・感想・評価・動画配信

影武者1980年製作の映画)

上映日:1980年04月26日

製作国:

上映時間:179分

3.7

『影武者』に投稿された感想・評価

Q太郎

Q太郎の感想・評価

4.0
勝新の主役交代劇など映画そのもの以外でも話題の作品。当時の歴代興行収入1位となるなど黒澤明復活を印象付けた映画。

リアルタイムで見た黒澤作品は乱からで、この影武者はビデオで見たのが最初でした。今回2度目でしたが、スケールの大きさには圧倒されました。

仲代達矢も素晴らしい演技です。ショーケンも微妙な小物感がうまい。信長役の隆大介は信長にしか見えないです。

全部がすごい。素晴らしい。話も面白い。でもね。何か物足りない。満足出来ない。贅沢な感想。巨匠の作るお手本のような映画。ちょっと高いところにある感じ。遊びのない感じというか。

それこそ勝新が主役だったら全く違う映画になったんだろうなぁ、と妄想してしまう。そんな事に思いを馳せるのも面白い。
DamKeeper

DamKeeperの感想・評価

4.0
公開時劇場で。

ショーケンのテンションがヤバいのと最後の合戦が残念だった事しか覚え出なかった。
何十年振りに見直したら良かった。日本を代表する俳優の素晴らしい演技が見れる。
黒澤明作品ということで鑑賞。おもしろい、まったく退屈しないストーリーではあるが序盤、中盤あたりは正直そんなに度肝を抜かれるって程ではなかった。しかしいよいよ織田・徳川との合戦シーンになって、やっと黒澤映画を見てるという実感。登場する馬の数にしてもそうだが、ずーーっと一斉射撃と鉄砲の音ばかりで武田の兵や馬が被弾してる様をまったく映さず、ある程度の時間がたっておもむろにどちらが勝ったか・・・という結果だけを見せるという撮り方とか。ほおーーって感心させて、さらにギョッとしたのは仲代達矢の顔wだんだん本物の信玄みたいに見えてくる。
 
 史実的には、武田家はこの長篠合戦で終わったわけじゃなく、そのあともう少し粘るんですよね。だけど映画では、あア・・・これで滅ぶのだなって言うか一つの家の滅亡する様って言うのかな。そういうことの実感をこっちに持たせるようなエンディングでした。
武田騎馬軍団をCGなしの圧倒的迫力で再現したのは本当に凄いと思うが

最後の最後の肝心の合戦の残念さったらホントない
メーンのシーンなのにアレは酷すぎる

ただの三流映画みたいな演技と演出に期待していただけに本当にガッカリした

アレだったら最後の合戦のシーンは全部カットでいい

そこまで 良かっただけにホント残念

このレビューはネタバレを含みます

赤ひげに次いで好きな映画。

武田信玄に瓜二つというだけの理由から影武者として生きなければならなくなってしまった主人公。敵はおろか見方をも欺かなければならないという、プロットだけで十分面白いのに、
主人公の影武者を通して、武田信玄を疑似体験しているかのような画期的な構成。
キングダム的に言えば「将軍の見る景色」
まざまざと目の当たりさせられる影武者の心の描写と仲代達也の演技力に圧巻。。
巨人すぎる…黒澤明
大豆晴

大豆晴の感想・評価

3.8
泣き虫みぃたんのおかげで晴れやか気分になれたので鑑賞

皆さん結果をご存知の有名な戦法の大転換となった合戦ではあるが、無常観バリバリでどょ〜ん。
よい馬を持ち、よい乗り手を抱えていたからこそのあの戦。

得手は不得手の裏返しやねぇ。

石をもて追はるるごとくは切なく
それにても合戦場に赴く影の心情を想うと哀しかったです。
初見の際とは違う感情を抱きました。

嗚呼無常
Ryu

Ryuの感想・評価

3.8
黒澤明監督作品。第33回カンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞。
戦国武将 武田信玄の死のエピソードを脚色したストーリー。黒澤作品の中では唯一実在の人物を扱った作品である。

パルム・ドールを受賞しているだけあって、黒澤作品の中では静かな美しさが強かったような気がしました。自分は戦国時代の知識が少しばかりあるので終着点は恐らく長篠の戦いだろうと予想はできました。相変わらず勝頼は本当に出来が悪いし、最後の重臣たちは本当に無念だったでしょうね。
己を殺して影として生きることになった男のお話なんですが、葛藤とかはそこまで強くは感じませんでした。それよりも影として生きることに自身の存在意義を感じでいるようにも思えました。最初は盗人でちゃらんぽらんな男が信玄を演じるにつれ、どんどん心も武田家に染まっていく。信玄の孫の竹丸(後の信勝)と接している時の生き生きした姿が印象的でした。己が消えていくことへの葛藤よりも信玄になりきれない葛藤みたいなものを感じましたね。
黒澤明監督の後期の作品で、既にカラーとなっています。一部分の彩色がまぁ映える。武田軍のトレードマークである赤い甲冑や風林火山の旗など。ちょっと明るめの血までキレイに見えてきてしまいます。着物や甲冑などもとても煌びやかなものになっております。この映像的な美しさは同じく黒澤明監督の「乱」と近しいものを感じました。それもそのはず本作の衣装や小道具は「乱」で流用されたそうです。先に企画されたが製作費がハンパなかったため流れていた「乱」の製作費を下げようとするための、いわば「乱」の準備作になるんだとか。それでも本作の費用は莫大なもので頭を悩ませていたところに黒澤明を敬愛するフランシス・フォード・コッポラとジョージ・ルーカスがで助け船を出し、彼らは外国版プロデューサーという形で参加することに。
他にも勝新太郎が黒澤明と衝突して主演降板した話があるみたいですね。最初は若山富三郎を信玄役で勝新太郎を影武者役と兄弟共演を意向だったそうですが、若山が弟と黒澤監督が揉めることを予想し早々に断ったそう。先見の明がすごいですね、さすが兄弟(笑)。これにより「乱」でも主演を務めた仲代達矢が起用されたのですが、代役とは思えないさすがの演技でした。
デカいスケール、豪華なキャスト陣、力強くも美しい映像など、あと裏側のエピソードも含め、黒澤明監督の凄さを改めて感じる作品でした。
自宅で観ましたぁ〜。

最初のカット。
信玄兄弟の所作による類似と、
顔の似てる盗人。
という設定に対して、ライティングで信玄のみ影を作っている。

タイトルの影武者をイメージするのには充分な構図があるように思った。

やっぱりなんか、
凄いなあぁ、黒澤明。

あの馬の数、人の数、
よくできたなぁ〜。

衣装もいろいろな場面でノイショが、あるんだなと。

お話もわかりやすく、信玄の晩年のお話。


やっぱり映画は面白い🤣
ゾロ

ゾロの感想・評価

3.5
BS自動録画分鑑賞

戦国最強の武将とも言われる
甲斐の虎”武田信玄”の影武者の物語

自我を殺し、対象に心酔し
容姿は勿論、所作まで当人に成りきる
そして、いざという時の身代わりになる
これが影武者のイメージだったので
本作は想像した内容と少し違った

天正元年(1973年)
野田城攻城戦で信玄が
亡くなった後の物語
(病では無く、狙撃伝説設定)

信玄が亡くなった事で
影武者として、生きる決意

遺言により家臣団が影武者を
立てる事で一致団結していく

影武者に納得いかない勝頼と
当時、信玄を最も恐れていた
徳川家康と織田信長を中心に
動乱の時代が描かれていく

史実に沿った内容で
二つの合戦が描かれている

高天神城の戦い
長篠の戦い


勝頼が、有能に描かれていない事と
設楽原(長篠)の戦いとラストの描写は
まるで、武田が滅亡したように感じる

当時の時代考証とエンタメに
寄せた結果だとは思うが
どうしても、違和感を感じてしまう

夢の中のシーンが印象的で
ラストシーンへの布石でもあったし
北野武さんの映画にも
影響与えたんだろうな―と思えた
キャストと、セットが圧巻で見惚れたわ。ラストシーンは本当に信玄が乗り移ったかのように見えた。
結末はわかってても、なんだか切ないなぁ。
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