このレビューはネタバレを含みます
新人女優を売り出すプロデューサーとしての手腕は優れていた角川春樹だが、正直監督としての技量はいまいち。
最初にブロードウェイミュージカルのようなシーンから始まるが、日本の映画の短いシーンの為に一流どころを呼べるわけもなく、露骨にレベルが低い外国人のお遊戯会になっている。
さらに原田知世のダンスシーンが何度も入るがダンスのレベルは高いとは言えず、さらに前後の展開を完全無視したタイミングで急に入るので、完全に監督の暴走だと思われる。
アメリカへのコンプレックスが強いのか、なぜか外国人やアメリカ風の建物や看板がいっぱい出てくるが、映画のテーマとぶれている。
原田知世の歌も上手とは言えない。
それでも当時の角川映画はなにか魅力があります。