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親鸞 白い道のALABAMAのネタバレレビュー・内容・結末

親鸞 白い道(1987年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作品にして、俳優三國連太郎初監督作品。浄土真宗開祖、親鸞上人の半生を映画化している。内容としては仏教に関しての知識がまだまだ浅はかであったため、良い理解には至らなかった。浄土宗系の高校に通っていたこともあり、正直理解出来るだろうと嘗めていたが、この映画を観るにはまず仏教の教えと親鸞上人のことを深く、深く勉強する必要があった。本当に難しかった。
映し出された時代、世界観はどれも素晴らしく、非常に深く作り込まれた映画体験に久しぶりに感動した。善信(親鸞)は生き地獄と写る世の中を自らの道を求めて歩く。人の心を持ってあるがままに生きる。ラスト、見渡す限りの不毛な地をしっかりとした足取りで歩く。その姿だけでも、我々へのメッセージとなりうる力強い説得力があった。
そうした親鸞上人の生き方や考え方ももっと事前に勉強していれば深く理解できただろう。勉強し直して再挑戦したい作品。
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