こちらも同じくスティーブンキング原作、フランク・ダラボン監督作品。しかしショーシャンクやグリーンマイルとは全くジャンルの違う作品。キングってほんとどんだけ引き出しが多い作家なんでしょうかね💦
本作は個人的には世界三大後味悪い作品の一つかな〜
極限状態の人間がどうなるのか。普段とは打って変わって危機の時にリーダーシップを発揮する人、正常な判断が出来ずに暴走する人、ただただ他人に盲信する人。
そして本作で最も恐ろしく悍ましいタイプだったのが人々の不安を煽り扇動する狂信的な宗教家でした。なんか現代のコロナ禍でも散見するタイプに思えましたね。
こうした人間描写の鋭さはさすがスティーブンキングだなぁと思わせてくれる作品でもありました。
「人間は根本的に異常な生き物だよ。部屋に2人以上いれば最後は殺し合うんだ。だから政治と宗教がある」