異色作w
空想好き少年の成長譚。
いじめっ子を怪獣に見立てる一郎は救世主ゴジラの登場を待ち侘びていた。が、ゴジラに「自分一人で解決しろ」とスパルタ教育を受けるミニラの姿を目の当たりにし、考えを改めていく。
冒頭執拗なまでに映る工業地帯が印象的。怪獣島の自然との対比も。
既にこの時代、都会の子どもにとっての自然は空想の中にしかなくなっていたということか。
主題歌は強烈だが真面目な人間が作ったんだろうと想像。公害問題が背景にあったことは明白。次作にも引き継がれていく。
強盗犯がなかなか出てこないので得体の知れない怖さがあったが、出てきたら意外にコミカルで気楽に見れた。