みおこし

あなたにも書ける恋愛小説のみおこしのレビュー・感想・評価

あなたにも書ける恋愛小説(2003年製作の映画)
3.3
小説家として芽が出ないまま、借金地獄に悩んでいた作家のアレックス。取り立て屋に脅迫された時にパソコンを壊されてしまったため、速記係として生真面目な性格のエマを雇うのだが...。

ケート・ハドソンとルーク・ウィルソンというなんとも2000年代ラブコメ、って感じの取り合わせが良い!監督は『恋人たちの予感』でおなじみのロブ・ライナー。
現実の世界と2人が描く小説の世界がだんだん交差していくという設定自体は楽しいし、ケートやルークのレトロな時代劇衣装が見られる点も貴重なんですが、肝心なラブストーリーに感情移入できず...。お似合いじゃない、って言い切るのは良くないとは思いつつ、正反対の2人が仕事をしながら恋に落ちていく過程が結構端折られているので、「え?!いつ好きになった?!」と思わずツッコミ。もう1人のヒロインであるポリーナ役のソフィー・マルソーも絡んだ三角関係も描かれますが、だったらもう少しアレックスとエマの胸キュンやりとりをたくさん増やして欲しかったなと。

現実世界の話より、空想の世界のほうがより愛憎劇がドロドロで面白かったし、衣装やセットもレトロな可愛さがたまらなくて印象に残りました。ボブスタイルのケートも可愛かったけど、当時39歳とはとても思えないソフィー・マルソーの若々しい美しさに惚れ惚れ。また1920年代?くらいのお洋服が似合うこと...!

あとオープニング・シークエンスのアニメがおしゃれで良かったです!
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