「血にまみれた肉片で あたり一面はさながらサラダです」
芝刈り機に巻き込まれて体がばらばらになってしまった恋人を復活させようとする若きマッドサイエンティストの挑戦。
まあ、とにかくいろいろと強烈。ハチャメチャのグチャグチャでもうメチャクチャ。娼婦たちが次々に爆発四散するシーンは残酷かつシュールなのに何だか滑稽で、もう笑うしかない。
物語の流れとしては、中盤までは科学者ジェフリーの狂気っぷりが描かれ、後半は復活したエリザベスの暴走ぶりが描かれる。
そしてこのエリザベスが『哀れなるものたち』のベラを彷彿とさせるキャラ。ひょっとして元ネタ? と思ってしまうほど。
エリザベス役のパティ・マレンの怪演は見もの。
終盤は気持ち悪いクリーチャーがワラワラ出てきて、もう何の映画だったか分からなくなる……というか最初からよく分からない映画だったけど。
オチは痛烈。