高校を卒業したアンディ（ミッキー・ルーニー）は進学か就職か悩み、まずはニューヨークに職探しに向かう。幼馴染のベッツィ（ジュディ・ガーランド）に助けられ、証券会社で雑用係として採用される。しかし、仕事での失敗や友人の死、会社の受付嬢ジェニット（パトリシア・デイン）への報われない恋と苦い経験を重ねていく。

“アンディ・ハーディ” シリーズにして、なかなかシリアスな色の濃い作品だった。

軽薄でダメダメなアンディだけど、仕事が見つからず、落ちぶれていくと応援したくなる。
初めての仕事に就いても失敗を繰り返し、しかも、夢を追っていた友人が亡くなるという重いエピソードが挟みこまれて、ストーリー的には一味違うものがあった。

幼馴染のベッツィに受付嬢のジェニットと、個性と狙いは違えどもアンディを支える女性の存在もいいアクセントだ。
今回はジュディ・ガーランドは歌わず。そこは残念だけど、扇風機に囲まれてあぐらかいて電話する姿は可愛いかった。この作品のジュディが一番痩せてたかもしれないなー。

それにしても、観れば観るほどアンディは「ファミリー・タイズ」のアレックスに重なってくる。
そして、ルイス・ストーン演じる父親の “何歳になっても次の10年が最高さ” という言葉が好きだった。

DVDボックスを購入して鑑賞。
別作品を観たくて購入したけど、まさかハーディシリーズが入っていたとは……！

アンディ・ハーディシリーズ16作品中の11作目で、ジュディが出演する最後のハーディシリーズ。
そもそも、ミッキーとジュディのコンビ映画が多すぎてごちゃごちゃになっていたけど、ジュディが出演したハーディシリーズは3作品だけらしい✍🏻

高校を卒業したアンディが独り立ちしようとニューヨークで奮闘する話。
ベッツィによる精神的な支えとお父さんの導きもあり、なんとか話がまとまる。
映画としてもコメディアンなミッキーの1面も面白かった。
困惑しながら車で周回し続けるジュディが可愛かった🚗³₃

Pinterestで見つけて可愛いと思っていた衣装、何の映画なんだろうと思っていたら今作だった！
しかも純白かと思いきや、カラーポスター見たらピンクでひっくり返った。あまりにも可愛すぎた🎀

唯一観たことのある「初恋合戦」はジュディが歌っていたので、期待していたが歌わなかった！
2人が他映画で歌って踊りまくってるものだから、期待した自分がいたけど、ハーディシリーズでは2人が踊るシーンなどないらしい笑

wikiには"収録する予定だったがカットされた"と記載があった。
ただAppleMusicでタイトル検索したらそれらしき曲が出てきたので、完全お蔵入りでなくてよかった。