音信不通になった基地に乗り込んだ小隊。基地は血だらけで女が一人いるだけだった。霧に包まれた基地で兵士達の精神は追い詰められていく。
既にハリウッドでのリメイクが決定しているこの映画。低いレビューが目立つのはストーリーが分かりにくいせいだと思われる。
以下、激しくネタバレ。
実はこの部隊は直前の作戦でゲリラと間違えて一般人の家族を撃ち殺していて、作戦開始前から既に心はボロボロなのである。さらに映画の中では誰が家族を殺したのかが重要なキーになっていく。
しかし、この重要な情報はちゃんとは語られず、ストーリーが進むにつれ少しずつ断片的に分かるようになっている。最後まで見て改めて最初から見ると、あれ、こいつら何の会話してんだ?という疑問が全て解ける。非常に綿密に練られた脚本である。
しかし、この手のもう一回見て初めてすごいと思う映画って「11:46」とか「トライアングル」とか何本かあるけど、多くの人にとって分かってもらえなくて損してるように思うんだけどどうだろう? その不憫さに☆一つおまけ。