コリンファレルの歯
ストーリー
1940年、スターリン体制下のソ連。ポーランド人兵士のヤヌシュは無実のスパイ容疑で逮捕され、シベリアの矯正労働収容所へと送られる。寒さと飢えと重労働で囚人たちが次々と命を落としていく中、ヤヌシュは収容所で出会った仲間6人とともに脱走を試みる。彼らは猛吹雪に助けられ、辛くも追っ手をまくことに成功する。
主演 ジム・スタージェス
監督 ピーター・ウィアー
原作はスラヴォミール・ラウイッツだが、様々な検証がなされ、似たような事実はあるがこの映画はフィクションである。
前半パートはなかなか面白い。
ただ逃げるだけでここまで展開を持ってきてくれるのかと楽しい。
究極のサバイバルだが、それと同時に当時の人間模様も知れる。
かなり無茶な山越えやその後待ち受ける数々の試練。自分ならどうなるのか?と想像するだけで恐ろしい。
後半からは人によって生きる事が変わってくる。それが顕著に表れているのが終盤。戦争により人生が狂ったような振る舞いはなく、これが人生なんだと受け入れる姿勢はとても良かった。
コリンファレルが超良い。こんな役も出来るんだと驚かされる。ジムスタージェスも良かったし、脇を固める名優たちがとても良い。
こんな距離本当に逃げ続けられるのか?
気になる方は是非