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ビンゴの7のネタバレレビュー・内容・結末

ビンゴ(2012年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

前情報無しで見ました。
原作山田悠介だったんですね。すきです。

映画の題名からして分かるように、死刑囚がビンゴの列に座って、ビンゴが揃ったら死刑執行されていく。
登場人物にこの仕組みを分かりやすく教えてくれる眼鏡の方と関西人。誰が見ても設定が分かりやすい、がわざとらしくもあった。
でもこのビンゴは仕組まれていて、別室で「死刑囚が最後に会いたいと思った人」が誰を死刑にするかを投票している。

最後のどんでん返しは面白かったし、死刑執行制度について考えさせられた。
死刑執行したとしても残された遺族はずっと傷を負ったままで報われる訳じゃないし、自らの投票で見知らずの人を死刑執行させてしまった後味の悪さ、死刑囚でも誰かの大切な人で悲しむ人もいる。
誰がどんな罪を犯したかを周知して執行すべきでは?とも思ったが、当事者しか知らない事実もあるからそれも正しくはないのか、と最後に思った。

でももう少し登場人物の犯した罪や、投票者の関係性も知りたかった。あの黒人男性、周りの席の人励ましてて、ただのいい人だった...そして最後の女の人のセリフと態度...
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