Yoko

桃さんのしあわせのYokoのレビュー・感想・評価

桃さんのしあわせ(2011年製作の映画)
4.8
実話ベース。家政婦さんと仕え先のお坊ちゃんの話。見解が違ってしまうが自分とおばあちゃんにダブる所が多々。亡くなる前に手を繋いで散歩した事など普段忘れてしまってた想い出を観てるかのようで郷愁とか随所で涙。情景の撮り方とか色合いなど内容にマッチして入り込めたし好き。
日中戦争の為に家に奉公する人生となった人。胸が痛んで切ないが悲哀話じゃないのでホッとしたり。
この富裕層家族アメリカ暮らしでカルメンだのロジャーだの名前とか諸々、富裕層の暮らしってそうなんだなぁ。
凛としている桃さんはまっすぐで‘誰よりも家族’って感じが伝わって泣ける。桃さんの幸せで心が温かくなる。A Simple Lifeかぁとしみじみ。
お仕え話で言えば「ドライビングMissデイジー」思い出し、白人と黒人家政婦映画や介護問題老人ホーム映画も頭に浮かんだ。日本の家政婦話といえば市原悦子!とサスペンス的なのしかスッと出ないから御恩と奉公時代のでもない邦画観たい。「小さいおうち」とか。
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