桃さんのしあわせの作品情報・感想・評価

「桃さんのしあわせ」に投稿された感想・評価

saby

sabyの感想・評価

3.4
心温まるし素敵だけども、悲しくもある。
タオさんの幸せは何だろう。タオさんの人生や幸せを搾取してきたという自覚があるように思えるのは、演じるのがアンディラウだからかなー。監督がそう思ってたからかなー。
TAKA

TAKAの感想・評価

4.0
タオさんは本当に人間として素晴らしい方です。
ロジャーも不器用ながらにタオさん思いの人だった。
ほんとにこんな方がいたんですね。
タオさんは身内がいなかったけど、仕えてた家族に愛されて、しあわせだったと思う。

T
めちゃくちゃ可愛いおばあちゃんものかと思ったら違かった、老後を考えて鬱になった
一緒にいた時間が家族を作っていく。

とても優しくて温かい。
日本にも「生みの親より育ての親」という表現があるけれど、まさにそれ。
ロジャーと桃さんの関係は親子のようだが、時に可愛いカップルのよう。

桃さんは口数は少ないし、ロジャーもあまりおしゃべりではないから話すシーンが少なめでゆっくり時間が過ぎていく。

しかし、キャラクターはそれぞれちゃんと描いていて、桃さんが老人ホームの部屋に着いて机の埃を指で確認するシーンは桃さんが綺麗好きだという事が分かるし、ロジャーの友達が桃さんに電話をして楽しそうに話すシーンには家政婦の垣根を越えて皆に愛されていた事、同時に真面目に働いていた事もよく分かる。

最後に桃さんが病院のベッドで意識もない時にロジャーが靴下を直してあげているシーンはとても印象的。

広東語は優しくて、アンディ・ラウの声音も心地良かった。

BGMの音楽も優しくてなんだか懐かしくてとても好き。
人生とは何か、人生のしあわせとは何かを考えた。
初めて広東語が優しいなぁと思った。

人が老いていくと、身体が弱って、知覚も衰えていくのは、周りの嫌なことを避けて、見ないよう・感じないようにするための自己防衛手段なのかなと思う。

最近自分の両親や身内が年老いて、どんどん弱っていくのを目の当たりにしているので、桃さんと重なり、胸を打つシーンが多かった。

思い出を共有できる人がいることって、とてもしあわせなことなんだな。

エンドロールで気づいたけど、カメオ出演が豪華だった!?
eijdufa

eijdufaの感想・評価

4.0
実話だと言う事で、物語としては淡々と終わっていきましたが、ハンサム役よりこういう
アンディ好きです

桃さん役のディニー・イップさん
パンフレットを見てすごく綺麗な人だと知り
驚きました!

老け顔メイクもあるのでしょうが
どう見ても普通のお婆さんにしか見えなくて
未だに桃さんとディニー・イップさんが同一人物だとは思えません

この作品でイタリア・ヴェネチア国際映画祭の主演女優賞を受賞!
流れるように滑らかなワルツのような演出が素敵。雇い主と雇われるものの話であって、友愛や友情、(義理の)親子の愛を描いた優しい物語です。

桃さんが初登場するのが、街中の市場の雑踏。パーンしながらいろんな人を写し、最後に映ったたおかあさん、それが桃さんだった。ぶっちぎりの愛らしい存在感に、
桃さんと分かる前に心奪われた。

少し上目遣いの眼差しも美しく賢い雰囲気。素朴な召使いの役でも、ステキな魅力が隠しきれないディニー・イップ。

アンディ・ラウ演じる映画監督をしている雇い主・ロジャーは、実母といると息苦しいのに、桃さんといるときはニコニコ楽しそうで、親子みたいで微笑ましい。
人と人が想い合うって、血の繋がりじゃないんだなと思う。

香港の街並みや食文化、老人ホームの雰囲気も興味深かった。

寒い寒い年の瀬に小さな映画館で観たら、ぽっと心に暖かな灯りがともりました。
いつか別れがくる日まで、大切な人といたわり合いたいものです。
ジーハ

ジーハの感想・評価

3.7
その人がいてくれるだけで、何気ない日常が成立する。
ロジャーにとって桃さんは、そんな存在。

ロジャー(アンディ・ラウ)が生まれた時から、家政婦として彼の世話をしてきた桃さん(ディニー・イップ)。彼女は脳卒中で倒れたことを期に、60年間働いた家の家政婦を辞め、自ら施設に入ることを決心する。
その後も、時間を見つけては、施設へ彼女の世話に訪れるロジャー。それを子供のように心待にする桃さん。

劇中すごく心に残る彼の言葉があった。
「僕と桃さんは恵まれてる。僕が心臓病で倒れたとき、元気な彼女が看病してくれた。今は卒中で倒れた彼女を元気な僕が看病してやれる」

自分よりもまず相手を思いやれる関係。
この状況を「恵まれている」と、感じられるこの二人の距離感が、とても自然で心地良く、羨ましくも思えた。

ある夜更け…
ロジャーが無事帰宅する姿を、アパートの窓から見届ける桃さん。そんな自分に気づかれないよう、そっと部屋の明かりを消し、窓際から立ち去る彼女。
それに全く気づく様子のないロジャー。
これがいつもの二人の日常。

あ、そうか、そうなんだ…
この何気ない平和な日々が、
桃さんのしあわせ。

改めて、作品のタイトルにグッときた。

普通に何かをしてもらう。
普通に何かをしてあげられる。
大切な誰かに、普通の日常が特別だった、
と感じなければいけなくなる前に。
今のこの気持ちを大切に、心に留めておきたいな。

とっても素敵な作品です。
気になっているならぜひ観てほしい。
ストーリーに起伏があるわけではないけど、じわりと温かくなっていくような作品。
人がひしめく街な香港。介護環境の絵面には苦しささえ感じてしまう。
タオさんがこんな作業的なとこで暮らしていくなんて…。
そんな中で光る、タオさんに対するブレないアンディ・ラウの優しさに涙。
各場面での窓枠や窓の描写が印象に残った(駅の窓、集合住宅の窓、施設の窓…)

いろいろな窓の中に、色々なかたちの家族、人とのつながりがあるということかなと思った

感動や愛情を押し付けてくるような話でもなく、そこに穏やかに桃さんとの関係があるのが良かった


主任のチョイさんがけっこうお気に入り……彼女にもきっと何か事情がある。。


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借りた他作品(高地戦)のDVDにCMが入っていて、気になったので観ました

去年香港に旅行して、あの高くて真っすぐな建物の中はどうなっているのだろうと思っていたので、その生活を垣間見ることができよかった
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