桃さんのしあわせの作品情報・感想・評価

「桃さんのしあわせ」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

家にお手伝いさんがいたので、改めてありがたみが湧きました。最後の儀式の場面は建築が綺麗で開放的な作りで好きでした。アンディラウが超一流俳優ですが、こういうのも出てて嬉しいです。WOWOWが本作品を放映してくれて、出会えて感謝。これに影響されたか、前後関係忘れましたが、引退したお手伝いさんに最後にお花と手紙を送ったことがあります。
飯

飯の感想・評価

4.3
1人の人間の生老病死苦。
水の流れのような人生。

アン・ホイ監督のもう一本の作品『生きていく日々』の老人ホームバージョン。そっちの方が素晴らしすぎて、本作にも期待していたが結局超えなかった。また、感情を更に抑えた。
(英題名は『The way we are』、と『A simple life』)

アジア式の「オヤコ関係」。

同じ題材のヴァルダの『落穂拾い』を思い出す。
kuskus

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4.0
ストーリー:60年間同じ家族に仕えてきた桃さんの、人生の終い支度。人と人との絆の尊さを描いた、実話から生まれた感動の物語。
mai

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3.7
淡々と優しく日常を切り取った作品。
メイドとして長年お勤めしてきた女性と、その家の息子の間の血の繋がりはないけど固い愛情が沁みました。
死へと着実に向かっている女性が、最後に至れり尽くせり…とまではいかないけれど、家族でもない人にあれだけ気にかけてもらって嬉しくないはずがないです。しかも、それがお勤め先のお家の子なら尚更。自分の人生の大半を捧げた仕事だからこそ、その結果がああも優しい展開ならばそれはいつだってニコニコしてられます。
そこにも桃さんの素敵さと、息子の不器用な温かさが垣間見えました。
明確な起承転結や、何かドラマ性があるわけではないけど、すこしずつ映画が沁みる感じが何とも言えず素敵です。
chip

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4.2
見終わったあとで
優しい気持ちになりました。


13歳の頃から60年間
メイドとして同じ家族に尽くしたタオさんのお話〜
4代にわたり家族を支えてくれたタオさん。
今はロジャーのお世話をしていたけど…病気で倒れてから施設に入ることになる…


ロジャーはアンディラウです。
たびたび施設に会いに行っては外に連れ出して…
ふたりでポツリポツリと話すたわいないこと、車椅子を押す彼と笑顔のタオさん。
こんなシーンに、ウルウルときてしまう…
あまりにも優しくて。。
「自分が病気になった時、元気なタオさんが世話をしてくれたから…
今度は元気なボクが」と。


きっとそばにいて当たり前の存在、空気みたいな存在だったタオさん。
気丈で凛としていました。
ロジャーが友達数人と電話した時…その友達を全員覚えていました、笑顔で話すタオさん。
皆のお母さんみたいでした。。


「老い」は誰にでも来て
いつしか別れは来るけど…
タオさんはずっとロジャーの思い出の中に生きているんだろうなぁ〜
いつもお金をせびっていた、
遊び人のキンさんが供えた小さな花束が、
なんだか愛しかった…


原題は「桃姐」
副題は…A simple life

タオさんの暮らしは、質素でムダがなく、そして決して使用人の域を出ない…とても謙虚なものでした。
yuko0925

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3.9
いい映画だった。香港のこういう映画もっと見たい。
ロジャーはめっちゃ生真面目って感じがよく出てた。アンディ・ラウの本領発揮って感じ。
桃さんをいろいろ世話してあげるの素敵。
アンディ・ラウが猫にミャーっていうところで激萌え。
LaserCats

LaserCatsの感想・評価

3.7
病に倒れた家政婦の桃さんと、彼女に育ててもらった映画プロデューサーのロジャー。
血の繋がった家族ではないけど、温かい愛情で結ばれているのは確かで、自ら老人ホームに入った後、ロジャーが面会に来たり一緒に外出するときの桃さんの顔がすごく嬉しそうで素敵でした。
泣かせる感じの作風かと思いきや、感情の煽りはなく、2人の日常を切り取っていくような優しい作品でした。
プロデューサーの実話らしく、役名のあるアンソニー・ウォンの他に、本人役等で友情出演されている方がかなりいたそう。私はツイ・ハークとサモ・ハンしか分からなかったけど、この2人にアンディ・ラウというメンバーでご飯食べてるだけですごく豪華な感じがありましたね。
香港の老人ホームの標準ってあんな感じなのかなぁ。
サミー

サミーの感想・評価

4.2
これは実直なる秀作です。
公開時に見たのですが、自粛期間中に改めて見直しました。
良作映画というのはやはり再度見ても良いものです。

派手さはなく物語の凹凸部分もそれほど大きいわけではありませんが、とにかく人間の根幹や本質というものをしっかりと描き出した映画です。

時には心が深く傷つき、重くのしかかります。


「個人的な感想」
今の時代は自分が将来どうになるかなどわからないものです。どのように清く正しく生きても。
ですからかくありたいなどというものは言い切れないと思います。
すそれでも人でありこれまで人生を生きてきたのですから、最後は不満がない良いようになりたいものです。

家族・子供たちがいるのにずっと昔に老人ホームに入れられて、当の家族は海外移住をして逢いに来たことはなく、預けられた本人も院は自分の家ではないと痴呆になりながらも言い続ける。
老人ホームに病に侵された娘が入居していて、そんな娘さんにさらに高齢の母が会いにくる。
これらに対して私は言葉をつむげません。
Franrose

Franroseの感想・評価

3.8
しみじみ良い作品。
観光では垣間見えない香港
事情がわかるとともに
すでに人生半分折返しの身
である連れと私には色々
お互いに会話する場が
ありました。
ropi

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3.8
洋題”Simple Life”とあるように、一人の女性の死を淡々と描いた作品。

長年香港の家庭に仕えてきたメイドの桃さんが脳卒中で倒れ、介護施設で生活することに。雇い主の息子ロジャーは、これまで桃さんと最低限の会話しかしたことがなかったが、桃さんの世話をしていくうちに本当の親子のような絆を結んでいく。

この作品が良かったのは、エンタメ性を追求していないところ。泣かせてくる作品なら、桃さんの死に際の言葉だとか、ロジャーが桃さんとの思い出に浸る回想シーンが挿入されたりする。

だが、桃さんが今にも危ない状態のままロジャーは仕事で中国へ発つ。もし容態が急変したら霊安室へ移動させるよう医者に頼み、桃さんへかける言葉もなく涙も流さない。それでも桃さんが幸せに旅立ったこと、ロジャーとの絆はひしひしと伝わってくる。

香港スターのアンディ・ラウが庶民的な中年男に見事になりきっていた。
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