すし

バッファロー’66のすしのレビュー・感想・評価

バッファロー’66(1998年製作の映画)
3.8
ムショあがりのビリーが嫁偽装に女を誘拐してロードムービーする話
ストックホルム症候群的な話かと思いきや全然違った。
ビリーがさァ、ごめんなんだけど中盤までいけすかねえ奴にしか見えなくてなんだこれ観るのきついな〜ぐらいに思ってしまってたんだけど、デニーズあたりでビリーの人物像の奥の部分がやっと見えてきてからはもうラストシーンまで最高だった。
愛に飢えてて、プライドは高くて、言葉では取り繕うけど実際はシケた人生を送ってたビリーが、やっと自分のことを飾らずに話せる相手を見つけて、愛を見つけて、自分を見つめ直してサァ!!後のことは分からんけど、この出会いがもうロッカーの中身より宝物だろ!!!
映画の良さ、詰まってます。
20231116
220
すし

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