mao

バッファロー’66のmaoのレビュー・感想・評価

バッファロー’66(1998年製作の映画)
5.0
女の子が男の子を救う話。を、男の子が作ったという事が素晴らしい。

彼のその脆くかけがえのない優しさを見ていると胸が苦しくなる。怒鳴ってしまうのは彼がとても繊細な世界を持っているから、守るためなのだ。自分から傷付きにいってしまう。やまない自傷行為、悲しい。

好きなシーンはいくつもあって、例えば脅し途中にトイレに行くようなゆるゆるな所もそうだけど、汚れたシーツに座るなと注意して綺麗なところに誘導するシーンは良かった。根底では、人を信じる優しい人なのだ。

クズな奴、と一掃することは簡単だけれど、その人の本質を見極めて愛せたらどれだけいいだろう。ビリーはレイラと出会えて良かったね。変でも友達がいて良かったね。

大好きな映画です。
mao

mao