夏の南仏。ワイン農場経営の父親のもと、母親と姉妹と婿の、平和で退屈なバカンス。
そこへ、弟の友人だという男がやって来る。
彼は何者なのか。
美しい風景と、不穏な音楽がなんとも心地よく、終盤にかけてのミステリアスな展開も好き。
ジャケ写の情景はオープニングだけど、その後も一回出てくる。意味があるんです。
（ネタバレ）
結局女性たちは気づかないまま、退屈な日常に戻る。
家族の平和を守りたい、甘ったれ弟のただの言い訳だけど、気持ちはわかる。
父親は当然わかっていた。
それがわかった時点で婿も家族になれた、という、なるほどとなった。
