ハイジ

コクリコ坂からのハイジのレビュー・感想・評価

コクリコ坂から(2011年製作の映画)
3.8
2024年一本目。
青春のみずみずしさが存分に味わえる作品だった!学生時代に戻りたくなっちゃったな…
私も哲学部に入ってカルティエ・ラタンに入りびたりたいよ〜!!

途中タブーに触れる話だから結構ドキッとしたけど、最終的には解決されてよかった。
横浜・新橋の街の景色もよく、主人公たちは帰らぬ父を待っていたり出生の謎を抱えていたりと戦後の混乱期にいながらも、オリンピックの開催や発展していく東京に希望を持って生きてきた時代を感じられた。
ただ、戦後の諸々とか学生運動とか、当時の歴史を知ってないと楽しくない作品ではあると思う。

作中に出てくる「文化」について、古いものを古いからと切り捨てるのは良くないというのはその通りだし、抵抗する力があるのも若さだなと思う。太陽の黒点観察している子たちの「まだ何も分かっていません!」がすごくよかった。"分からない"ことが分かっていることが素晴らしいよね。
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