百合ちゃん

コクリコ坂からの百合ちゃんのレビュー・感想・評価

コクリコ坂から(2011年製作の映画)
4.8
久しぶりに見たけれど、ジブリの上位に入るほどお気に入り!懐かしくて 愛おしくて 胸が締め付けられる。こんな気持ちにさせてくれるジブリの偉大さ。青春だあ〜

【胸キュン部門】
最後の船から船に渡る時にうみを受け止めるところとか、2人きりの部屋でお互い意識しつつ黙々と作業するシーンとか、数学の答案用紙を2人で見ようとしたら顔が近くなっちゃって あっ というシーンとか、最初の溜め池に飛び込んだ風間君の手を取るシーンとか、相合傘をした後風間君が帰る時 うみの手をぐいとするシーンとか、沢山あるけれど、自分的に素敵だなと思うのは、

コロッケシーン!ごくごく自然に女の子の分も買い、自分の分は咥えながら相手の分を爽やかに渡し、「帰るまでもたないんだ」って... 成長期...!こんなに素敵なコロッケの奢り方があるでしょうか、いやない。

というか その前の、道でバッタリ会って、そのあと2人乗りして坂を下るシーンも ときめかない訳がないよね??

【カルチェラタン】
あの雰囲気!理想の学び舎!あそこにいる生徒たちが心から学びを愛していることが伝わってくる。哲学のあの人 いい味だしてるなあ(笑)クスッとシーン多かった。自分のやりたいこと 夢中になれること しっかり持っていて 学ぶことって本来こういうことなんだなあと思った。あの場で学びたいやあやあ!

【好きなセリフ】
「ボランティーーアのみなさん」「哲研に捕まると大変だからエスコートしよう」「閣下、あの2人に人生上の重大事が発生しました。2人は駆けつけねばなりません」 あれ?全部水沼くんの台詞だ(笑)水沼くんも素敵だよなあ インテリで生徒会長でハンサムで... でもその親友の風間くんは学校の中心的存在で人気者で... 見終わった後 もし現実世界に2人がいたらどっちを選ぶ?というなんとも妄想色の強い話題になったほど(笑)ほんとにどうでもいいだろうけど ちなみに私は水沼君派(小声)

【好きなシーン】
食べ物のシーン!コクリコ坂から の最も魅力的なシーンはまさしくこれだと思う。うみちゃんがとても家庭的で(「フライにしよ」って呟くシーンがすき)、料理するシーン、食べるシーン、とにっかくすき!!

海が見えるシーンも良い! 私は海無し県出身で、山に囲まれて育ったから海が見えるふるさとに憧れる。(でも、毎日 登校時に見える青い山も好きだったなあ。特に冬とか)海無し県出身なのに海があるだけで なぜか懐かしいし青春を感じる日本人だからかな不思議でござる。

この他にも本当に素敵なところがたくさんある コクリコ坂から。時々観たいな。DVDも欲しい。ジブリって本当に本当に本当に本当に凄い。日本人で良かったと心底思う。