ピクシー

モール★コップのピクシーのレビュー・感想・評価

モール★コップ(2009年製作の映画)
4.5
全米で1億ドルを超える大ヒットを記録したが、日本ではビデオスルー。
ショッピングモールで警備員をしている冴えない超肥満シングルファーザー、流れるミュージックは70年代〜80年代 Kiss、サバイバー、エレクトリック・ライト・オーケストラ、ボンジョヴィ、などなど。そんな彼が身の丈をわきまえず、恋をしてしまう年下美人女性(gleeのスクールカウンセラーの目がクリックリのエマ先生です。日本語吹き替えは浅倉南ちゃんの声でした。本作は違いますが(^^;;)
と完全におっさん向け(笑)
前知識なしで見たので序盤の展開から、これも個人的ショッピングモール映画の傑作『モール・ラッツ』のようなものかと思いきや、ショッピングモールに舞台を移したダイハードパロディ映画でした。
と言っても、この主人公元特殊部隊でも警官でもない(本作の主人公は異常な正義感を持っていて、警察官になりたかったけど、病気を理由になれなかった ホット・ファズでサイモン・ペッグが演じた ニコラス・エンジェル刑事の残念バージョンのような感じ)超肥満体型でショッピングモール内を常にセグウェイで移動していて、ショッピングモール内で電動車椅子に乗っている、おじいちゃんをスピード違反だ!なんて切符を切ろうとしたり(笑)
ショッピングモール内で仕事中にも関わらず、警察官ごっこをしてしまう憎めないおバカです(笑)
そんな彼の愛するショッピングモールにテロリストが侵入します。そこからは完全にダイハードです(笑)
しかし、ショッピングモール内の構造、店の配置など愛するショッピングモールの全てに精通している(タイムカードも切らずにずっ〜とショッピングモールをぐるぐるしてる程ショッピングモールが大好き)彼の庭に入ってしまったテロリスト集団は悪戦苦闘します。まさしく、『ランボー』のように、店の商品などに隠れながら、ショッピングモール内の商品を使って敵を倒していく姿は爽快&爆笑です(笑)
ダイハードパロディ映画で、ダイハードネタがしつこいくらい出てくるので、ダイハード好きの人ならクスクスと笑いが止まらないことでしょう。エンディングもおバカなくらいハッピーエンドで、下ネタなどもなく家族で安心して見られる、極上のエンターテイメント作品でした。
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