このレビューはネタバレを含みます
話の展開の意外さにちょっとおお?となりました。
序盤はひたすらウォンの非道さ、グロさと警察の楽しそうなバカさ。しかしあのレシート刺しとくやつって、見るたびにこの上に転んだらグロいなって思ってたので、それを目に刺すっていうのはリアルでした。やっぱそれ落ちてたらそうやってやるよねって感じでした。
牢屋に入ったあとのウォンのやられっぷりは困惑。極悪非道の彼が痛々しくかわいそうになる。逆に警官側の非道さが主眼になります。暴力で吐かせる前提だし、特に背中に水を注射するシーン、あそこは気持ち悪かった...。
こうして精神が崩壊するウォンを見てると今までのシーンは全て彼の頭の中の捏造ではとさえ思いますが、そこにまた挟まれるウォンの一家惨殺シーンを見てるとやはりこいつは極悪非道だと思い出され打ち消されました。
序盤の証明写真を撮るシーンのアンソニー・ウォンの迫力、手首を噛み切ろうとするアンソニー・ウォンの迫力、とにかくこの極悪3作を見てわたしはアンソニー・ウォンに心持ってかれました。